将棋の
八大タイトルの1つ、「
王将戦」の
第4
局が
都内で
始まり、
ここまで3
連勝している
藤井聡太八冠(21)がタイトル
防衛を
決めるか、
挑戦者の
菅井竜也八段(31)が1
勝を
返すか
注目されます。
「王将戦」七番勝負の第4局は東京 立川市で行われ、挑戦者の菅井八段が先に対局室に入ると、続いて藤井八冠が盤の前に座りました。
対局は午前9時に始まり、先手の藤井八冠がお茶をひとくち含んで飛車先の歩を突くと、菅井八段は歩を動かして角道を開け、飛車を横に移動させる得意の「振り飛車」の戦型で応じました。
日本将棋連盟によりますと、藤井八冠は去年1年間に獲得した賞金と対局料が1億8634万円と過去最高を記録し、すべての棋士の中でトップとなりました。
藤井八冠は今回のタイトル戦がことし最初の防衛戦で、ここまで3連勝し、タイトル防衛と「王将戦」3連覇に王手をかけています。
対する菅井八段は、去年、藤井八冠に敗れた「叡王戦」以来となる雪辱を期す戦いで、初の「王将」タイトル獲得に望みをつなぎたいところです。
第4局の勝敗は8日午後に決まる見通しです。
藤井八冠 獲得の賞金と対局料 2年連続トップ
日本将棋連盟によりますと、藤井聡太八冠が去年1年間に獲得した賞金と対局料は1億8634万円で、すべての棋士の中で2年連続トップでした。
獲得賞金は前の年を6000万円以上上回り、羽生善治九段が1995年に獲得した1億6597万円を超え、統計を取り始めて以来、過去最高となりました。