大阪 北区にある造幣局の「桜の通り抜け」は、140年余り前に始まった、大阪の春の恒例行事で、およそ560メートルの並木道には、八重桜を中心に141品種、340本の桜が植えられています。
このうち、造幣局が「今年の花」に選んだ「大手毬(おおてまり)」は、淡い紅色の花が枝の先に密集して咲く華やかな姿が人気です。
全体の開花状況はまだ3割ほどだということですが、品種によっては満開を迎えた桜もあり、観光客や家族連れが花の色や形の違いを楽しんでいました。
京都から訪れた50代の女性は「まだ咲いていない花もありますが、つぼみもピンク色できれいで、幸せな気持ちになります」と話していました。
大阪府内の40代の女性は「きれいな桜で、ことし生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に写真が撮れたので、うれしかったです」と話していました。
「桜の通り抜け」の入場は事前申込制となっていて、4月11日までの期間中、24万人余りが訪れると見込まれています。