アメリカ・ボーイング社の現役技術者が787型機の製造工程が不適切なため、飛行を繰り返すと機体が空中分解するリスクがあると内部告発を行っていたことが分かりました。
ボーイング社で10年以上勤務経験のあるサレプール氏の告発によりますと、787型機の胴体部分の製造時間を短縮するため部品の接合が不十分となり、時間経過とともに機体の劣化が進んで耐用年数より早く破損する恐れがあるということです。
アメリカ連邦航空局はこれを受け、調査を行っていることを認めましたが、詳細は明らかにしていません。
ボーイング社は、サレプール氏の主張は「不正確」であるとし、耐久性の検査は引き続き行っていて、飛行するうえでの喫緊の問題はないとしています。