大阪 堺市の
集合住宅で
妻と3
歳の
娘を
殺害したとして、ブラジル
国籍の
夫が
指名手配されている
事件で、
大阪府警が
今週にも
夫の
潜伏先とみられるブラジルに
捜査員を
派遣することになりました。
現地の
捜査当局に
これまでの
捜査状況を
説明し、
今後、「
代理処罰」の
要請も
視野に
協力を
求める方針です。
ブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)は、ことし8月、大阪 堺市の自宅で妻の荒牧愛美さん(29)と長女のリリィちゃん(3)を刃物のようなもので刺して殺害したとして、殺人の疑いで全国に指名手配されています。
これまでの捜査で、事件のあとブラジルに向けて出国したことがわかり、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配していますが、その後の足取りはわかっていません。
このため、捜査関係者によりますと、大阪府警が今月19日にも、潜伏先とみられるブラジルに捜査員を派遣することになったということです。
警察庁の職員も同行して、ブラジルの捜査当局にこれまでの捜査状況を説明し、今後、現地の法律で処罰する「代理処罰」の要請も視野に、協力を求める方針です。