ワールドカップ開催で注目が集まるカタールの液化天然ガスについて、中国の国有企業が大規模な長期契約を結んだと発表しました。
中国の国有企業中国石油化工=シノペックは21日、カタール国営のカタールエナジーから27年間の長期にわたって液化天然ガスを調達する契約を結んだと発表しました。
カタール北部ガス田の拡張プロジェクトに関するもので、供給される量は年間に400万トンです。
価格などの詳細は明らかにされていません。
契約について、シノペックは「中国のエネルギー供給の安全性と信頼性を高めるものだ」としています。
ロシアのウクライナ侵攻で世界的なエネルギー需要の逼迫(ひっぱく)が懸念されるなか、中国は長期契約による天然ガスの供給確保を進めています。