国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、ロシアが2月にウクライナに侵攻して以来、少なくとも6595人のウクライナ市民が死亡し、1万189人が負傷しました。
21日に発表された統計によると、死亡者の内訳は子ども415人、男性2575人、女性1767人、性別が特定されていない成人1838人。
犠牲者の多くはウクライナ東部に位置するドンバス地方のドネツク州とルハンスク州に集中しています。同地方は戦争の中心地で、ここ数カ月で最も激しい戦闘が行われています。
OHCHRの報告書によると、ドネツク、ルハンスク州で市民3939人が死亡し、5338人が負傷しました。ここにはロシアが支配する地域の449人も含まれます。
マリウポリ、イジューム、リシチャンスク、ポパスナ、セベロドネツクなどの都市を含む戦闘が激化している地域では情報が欠如していたり把握が遅れているため、実際の数字は「かなり多い」とOHCHRはみています。