日本新聞: ロシア軍東部拠点の掌握に向け前進かウクライナ側は防衛強化

ロシア軍ぐん東部とうぶ拠点きょてんの掌握しょうあくに向むけ前進ぜんしんかウクライナ側がわは防衛ぼうえい強化きょうか

Dec 4, 2022 11:12

Furigana

ウクライナへの侵攻しんこうを続つづけるロシア軍ぐんは、東部とうぶドネツク州しゅうのウクライナ側がわの拠点きょてんの1つを掌握しょうあくするため、消耗しょうもうしながらも、やや前進ぜんしんした可能かのう性せいが高たかいとする見方みかたが出でています。

これに対にたいし、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは「この方面ほうめんを支援しえんするため、あらゆることをする」と述のべ、防衛ぼうえいの強化きょうかに強つよい決意けついを示しめしました。

侵攻しんこうを続つづけるロシア軍ぐんは、ウクライナ東部とうぶで激はげしい攻撃こうげきを繰り返くりかえしていて、ウクライナ軍ぐんとの一進一退いっしんいったいの攻防こうぼうになっているとみられます。

このうち、東部とうぶドネツク州しゅうのウクライナ側がわの拠点きょてんの1つ、バフムトについて、イギリス国防省こくぼうしょうは3日にち「ロシア軍ぐんはここ数すう日にちの間まに町まちの南側みなみがわでやや前進ぜんしんした可能かのう性せいが高たかい」としながらも「ロシアが得える利益りえきに見合みあわないほどのコストがかかっている」と指摘してきしています。

こうした中なか、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは、バフムトの戦況せんきょうについて「最もっとも激はげしく、苦くるしい状況じょうきょうだ。われわれはこの方面ほうめんを支援しえんするため、あらゆることをする」と述のべ、防衛ぼうえいの強化きょうかに強つよい決意けついを示しめすとともに、同おなじ東部とうぶのルハンシク州しゅうやハルキウ州しゅうでも戦力せんりょくを増強ぞうきょうしていることを明あきらかにしました。

一方いっぽう、ロシア国防省こくぼうしょうによりますと、ショイグ国防こくぼう相しょうが3日にち、隣国りんごくベラルーシを訪問ほうもんし、ルカシェンコ大統領だいとうりょうと面会めんかいするとともにフレニン国防こくぼう相しょうと会談かいだんし、地域ちいき安全あんぜん保障ほしょうに関にかんする協定きょうていを改正かいせいする文書ぶんしょに署名しょめいしたということです。