アメリカの複数のメディアによりますと、5日、アメリカのオレゴン州からカリフォルニア州に向かっていたアラスカ航空の旅客機が、離陸直後に客席横の窓などが吹き飛んだため、空港に引き返し緊急着陸したということです。
機内の様子を写した映像や画像では、機体左側の窓の一部や、その周辺の壁がなくなっているのが確認できます。
AP通信などによりますと、旅客機には当時、乗客乗員あわせておよそ180人が乗っていて、大きなけがをした人はいないということです。
アラスカ航空によりますと、この旅客機はボーイング737MAX9で、アラスカ航空は同型機の運航を当面、見合わせるとしています。
737MAXシリーズは、2018年と2019年に相次いで墜落事故を起こし、一時、世界で運航が停止されていました。
ロイター通信などによりますと、機体は去年10月にアラスカ航空に引き渡されたばかりだったということで、ボーイング社は、情報の収集を進めているとしています。
また、FAA=アメリカ連邦航空局は、今回の事故の調査を行うとする声明を発表しました。