揺れの強かった地域では地震で地盤が緩んでいるため、少ない雨でも土砂災害が発生するおそれがあり警戒が必要です。
気象庁によりますと前線を伴った低気圧が本州の南岸を進んでいる影響で西日本から東日本の広い範囲で雨が降っていて、午前6時半までの1時間に、三重県大紀町の藤坂峠では31ミリの激しい雨が降りました。
能登半島地震の被災地でも雨が降り続いていて、22日以降も雨や雪の降る日が続く見込みです。
地震の影響で地盤が緩んでいるところがあるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。
また、避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。
家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあうようにしてください。
地震活動も引き続き活発
一方、能登地方やその周辺を震源とする地震は徐々に減少しているものの、地震活動が活発な状態が続いています。
21日午前4時までに震度1以上の揺れを観測した地震は1482回に上っています。
気象庁は今後2、3週間ほどは最大震度5強程度かそれ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。