フィリピンの慰安婦支援団体が首都マニラの教会に慰安婦問題を象徴する女性像の設置を計画しました。「像がなくなった」と制作者が説明していることが分かりました。詳しい状況は不明ですが、支援団体は当局の圧力などで制作者が公開に踏み切れなかった可能性もあるとみています。同団体は25日、台座だけを公開しました。
支援団体は慰安婦問題を広く知ってもらおうと、観光名所でもあるバクララン教会の敷地内に像の設置を計画していました。像が置かれる予定だった高さ約1.5メートルの台座に花を供えていた男性は「設置に反対する勢力が関与しているのではないか」といぶかしんでいました。