地球から63.4光年離れた恒星、がか座ベータ星(ベータ・ピクトリス)を公転する2つ目の系外惑星が、このほど天文学者らによって発見されました。19日のネイチャー・アストロノミー誌に詳細が掲載されています。
がか座ベータ星は誕生から2300万年と非常に若く、極めて明るい恒星として知られます。質量は太陽の2倍で、ちりやガスでできた円盤がその周囲を取り巻いています。
2009年には、がか座ベータ星を周回する1つ目の巨大なガス惑星が見つかっていました。「がか座ベータ星b」と名付けられたこの星は木星の7倍の質量を持ち、恒星との距離は太陽から土星までの距離に相当します。
今回見つかった2つ目の惑星「がか座ベータ星c」も、前回と同じ研究チームが発見しました。質量は木星の9倍、公転周期は1200日とされます。恒星からの距離は、がか座ベータ星bよりもはるかに近いです。