鹿児島県出水市で
4歳の
女の子が
死亡し、
母親の
交際相手の
男が
暴行の
疑いで
逮捕された
事件で、
県の
児童相談所は
女の子が
夜間1人でいるところを
警察に
3回保護されたあと、
次は
一時保護をする
方針を
決めていたことがわかりました。
しかし4回目の
保護で
一時保護に
至らず、
その理由は
児童相談所と
警察で
見解が
食い違っています。
鹿児島県中央児童相談所の佐多士郎所長は厚生労働省から聞き取りを受けたあとに会見を開きました。
当初、児童相談所は死亡した大塚璃愛來ちゃん(4)を一時保護する方針を決めたのは、警察に4回目の保護をされた4月10日だと説明していました。
しかし、佐多所長によりますと、一時保護する方針を決めたのは3回目に保護された翌日の3月30日で、次に警察に保護された際は一時保護することを母親にも伝えて了解を得ていたということです。
4回目の保護をされたのは4月2日で、このとき母親が引き取った理由について児童相談所は、警察が身元を特定するのに時間がかかったためだとしています。
これに対し警察は、当時、児童相談所に一時保護するかどうかの判断を求めたところ、児童相談所から「女の子が璃愛來ちゃんの可能性があれば母親に連絡をとり、引き渡してください」と言われたとしていて、児童相談所と警察で見解が食い違っています。