東京・港区の「ホテルオークラ東京」の本館は、来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催で宿泊客の増加が見込まれる中、建物の老朽化が進んだことから4年前から建て替え工事を進めていました。
ホテルはこれまでの地上11階建てから、地上41階建てと17階建ての2つのタワーに生まれ変わり、名称を「The Okura Tokyo」と改めて今月12日にオープンします。
旧本館の象徴で、日本の伝統美だとして海外からも評価の高かったロビーは、古墳時代の飾り玉をモチーフにしたつり下げ式の照明などがほぼそのまま復元されています。
客室は合わせて508部屋あり、このうち2人部屋は1泊7万円から泊まることができます。
一方、1泊70万円のスイートルームは201平方メートルの広さで、都内を一望できる広々とした窓を備えています。
このほか、海外の要人などに対応するため1泊300万円の最高級のスイートルームもあるということです。
「The Okura Tokyo」の梅原真次総支配人は「オリンピックでは、日本を代表するホテルとして海外からの宿泊客をしっかりおもてなししていきたい。日本の文化、歴史、空気を感じ取ってほしい」と話していました。