【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（16日の動き） - Easy News

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる16日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナは7時間じかん、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ロシア中国ちゅうごくイラン海軍かいぐん合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうを開始かいし

ロシア国防省こくぼうしょうは15日にち、ロシアと中国ちゅうごく、イランの3か国かこくの海軍かいぐんによる合同ごうどうの軍事ぐんじ演習えんしゅうを開始かいししたと発表はっぴょうしました。

軍事ぐんじ演習えんしゅうは、イラン南東なんとう部ぶのチャバハル港こうに近ちかいオマーン湾わんなどで行おこなわれ、ロシアからはことし1月つきに海上かいじょう発射はっしゃ型がたの極ごく超ちょう音速おんそくミサイル「ツィルコン」を実戦じっせん配備はいびしたとされるフリゲート艦ふりげ-とかんも参加さんかし、中国ちゅうごく海軍かいぐんのミサイル駆逐くちく艦かんなどと戦術せんじゅつ面めんでの演習えんしゅうを行おこなうとしています。

ロシアは先月せんげつ下旬げじゅん、南アフリカみなみあふりかで中国ちゅうごくと南アフリカみなみあふりかとの海軍かいぐんの合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうを行おこなったばかりです。

ロシアとしては友好国ゆうこうこくとの結束けっそくをアピールして軍事ぐんじ力りょくを誇示こじし、ウクライナ侵攻しんこうをめぐり対立たいりつを深ふかめる欧米おうべい側がわをけん制けんせいする思惑おもわくもあるとみられます。

無人むじん機き墜落ついらく“米べいが軍事ぐんじ作戦さくせん直接ちょくせつ関与かんよの証拠しょうこ”プーチン大統領だいとうりょう側近そっきん

アメリカ軍ぐんの無人むじん機きがロシア軍ぐんの戦闘せんとう機きの妨害ぼうがい行為こういを受うけて衝突しょうとつし墜落ついらくしたとアメリカ側がわが発表はっぴょうしたのに対にたいし、プーチン大統領だいとうりょうの側近そっきん、パトルシェフ安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎ書記しょきは15日にち、モスクワで「この無人むじん機きは、ウクライナの軍事ぐんじ作戦さくせんにアメリカが直接ちょくせつ関与かんよしていることの証拠しょうこだ」と批判ひはんした上うえで「無人むじん機きの破片はへんの回収かいしゅうに努つとめる」と述のべました。

また、プーチン大統領だいとうりょうの別べつの側近そっきん、対外たいがい情報じょうほう庁ちょうのナルイシキン長官ちょうかんも「われわれは無人むじん機きを回収かいしゅうし、研究けんきゅうする能力のうりょくがある」と述のべるなど、墜落ついらくした無人むじん機きを回収かいしゅうし軍事ぐんじ機密きみつを入手にゅうしゅする考かんがえを相次あいついで示しめし、アメリカ側がわを強つよくけん制けんせいしました。

ロシア国防こくぼう相しょうとアメリカ国防こくぼう長官ちょうかん電話でんわ会談かいだん無人むじん機き墜落ついらくで協議きょうぎか

ロシア国防省こくぼうしょうは15日にち、ショイグ国防こくぼう相しょうがアメリカのオースティン国防こくぼう長官ちょうかんと電話でんわで会談かいだんしたと発表はっぴょうしました。

電話でんわ会談かいだんはアメリカ側がわからの提案ていあんで行おこなったものだとしていますが、詳細しょうさいは明あきらかにしていません。

アメリカ軍ぐんは14日にち、ウクライナ南部なんぶに面めんした黒海こっかい上空じょうくうの国際こくさい空域くういきを飛行ひこうしていたアメリカ空軍くうぐんの偵察ていさつ用ようの無人むじん機きにロシア軍ぐんの戦闘せんとう機きが妨害ぼうがいを行おこなったうえ衝突しょうとつし、無人むじん機きが制御せいぎょできなくなり海上かいじょうに墜落ついらくさせたと発表はっぴょうしていて、この問題もんだいを巡めぐり、両国りょうこくの国防こくぼう当局とうきょくのトップの間まで協議きょうぎが行おこなわれたものとみられます。

ホワイトハウス戦略せんりゃく広報こうほう調整ちょうせい官かん「回収かいしゅうは難むずかしいかもしれない」

墜落ついらくした無人むじん機きについてホワイトハウスのカービー戦略せんりゃく広報こうほう調整ちょうせい官かんは15日にち、CNNテレビのインタビューに対にたいし「機体きたいは非常ひじょうに深ふかいところに沈しずんでいて、回収かいしゅうできるかどうかまだ評価ひょうかをしている最中さいちゅうだが、難むずかしいかもしれない」と述のべてアメリカ軍ぐんが機体きたいを回収かいしゅうできない可能かのう性せいがあるという見方みかたを示しめしました。

そのうえで「無人むじん機きがもし他者たしゃの手てに渡わたったとしても情報じょうほうの流出りゅうしゅつが最小さいしょう限げんとなるよう、できるかぎりの措置そちをとった」と述のべました。

また、ニューヨーク・タイムズは空軍くうぐんの元もと幹部かんぶの話はなしとして、これまでアメリカはアフガニスタンやシリアなどで同おなじ型かたの無人むじん機きを失うしなっていると明あかし、部品ぶひんが敵対てきたい勢力せいりょくに渡わたっていることは確実かくじつだとしています。

このため、今回こんかい、無人むじん機きが特殊とくしゅなセンサーを搭載とうさいしていない限かぎりは、ロシア側がわが機体きたいを回収かいしゅうしたとしてもアメリカ側がわにとって大おおきな損失そんしつとはならないと述のべています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうバフムト防衛ぼうえいし徹底てってい抗戦こうせんの考かんがえ強調きょうちょう

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは14日にち、安全あんぜん保障ほしょうを担になう政権せいけん幹部かんぶを集あつめた会議かいぎを開ひらき、その後そのご「すべての司令しれい官かんから明確めいかくな立場たちばが示しめされた。現在げんざいの方向ほうこう性せいを強化きょうかし、占領せんりょう者しゃに可能かのうな限かぎり最大さいだいの打撃だげきを与あたえる」と述のべ、ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうのウクライナ側がわの拠点きょてんバフムトを防衛ぼうえいし、徹底てってい抗戦こうせんする考かんがえを改あらためて強調きょうちょうしました。

ただ、アメリカの有力ゆうりょく紙しワシントン・ポストはウクライナ軍ぐんは実戦じっせん経験けいけんが豊富ほうふな多おおくの兵士へいしが死傷ししょうし、大だい規模きぼな反転はんてん攻勢こうせいが実行じっこうできるか、ウクライナ側がわから疑問ぎもん視しする声こえも出でていると伝つたえました。