ILO(国際労働機関)によると、2018年、世界の会社などで働く部長や課長などの管理職の中で、女性の割合は約27%でした。30年ぐらいの間で少しずつ増えていますが、今も低い割合です。
7つの先進国「G7」の中では、アメリカがいちばん高くて39.7%、次はイギリスで35.9%、カナダが35.3%でした。日本はいちばん低くて12%でした。
大きな会社で、女性が役員になっている割合は2016年、フランスが37%、イタリアが30%でした。日本はG7の中でいちばん低い3.4%でした。日本は先進国の中で、女性の管理職や役員の割合がとても低いことがはっきりわかりました。
ILOは「女性が部長などになる機会を男性と平等にするために、法律などを作ることが必要です」と言っています。