TBSが
情報番組の
中で、
特撮ドラマのヒーロー
役などで
知られる
俳優の
細川茂樹さんが「パワハラを
理由に
事務所から
契約解除を
告げられた」と
伝えたことについて、BPO=
放送倫理・
番組向上機構は「
公平性や
正確性を
欠き、
放送倫理上の
問題が
ある」という
見解を
示しました。
TBSはおととし放送した「新・情報7daysニュースキャスター」の特番で、「俳優の細川茂樹さんが、所属事務所からパワハラを理由に契約解除を告げられた」と伝えました。
これについて細川さんは、事務所を相手取った仮処分に対する裁判所の決定で自分の主張が認められたのに、放送では言及されず、名誉や信用を侵害されたとBPOに申し立てていました。
BPOの放送人権委員会は11日、「仮処分の決定に言及しないことによって、パワハラ疑惑がより強調された結果となった。公平性や正確性を欠き、放送倫理上の問題がある」という見解を示しました。
芸能情報であっても、法的措置にまで訴えていたことからすれば「より慎重な考慮が必要だった」としています。
BPOの見解について、TBSは「見解を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組づくりに活かしてまいります」としています。