通常つうじょう国会こっかいが事実じじつ上じょう閉会へいかい 62法案ほうあんは1つをのぞき成立せいりつ 改正かいせい民法みんぽうなど

1月つきに召集しょうしゅうされた第だい213通常つうじょう国会こっかいは、23日にち会期かいき末まつを前まえに21日にち、衆参しゅうさん両院りょういんの本ほん会議かいぎで閉会へいかいの手続てつづきなどが行おこなわれ、事実じじつ上じょう閉会へいかいしました。

この国会こっかいは自民党じみんとうの政治せいじ資金しきんパーティーをめぐる問題もんだいを受うけて政治せいじ改革かいかくが最大さいだいの焦点しょうてんとなり、最終さいしゅう盤ばんに改正かいせい政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうが成立せいりつしました。

改正かいせい法ほうでは「政策せいさく活動かつどう費ひ」の支出ししゅつをチェックする第三者だいさんしゃ機関きかんの制度せいど設計せっけいなどは「検討けんとう事項じこう」となっており、今後こんご、実効じっこう性せいのある仕組しくみを設もうけられるかが引き続ひきつづき課題かだいとなります。

法ほう改正かいせいをめぐる一連いちれんの議論ぎろんで立憲りっけん民主みんしゅ党とうは政権せいけんへの批判ひはんを強つよめ、岸田きしだ内閣ないかくは政治せいじ改革かいかくに後ろ向うしろむきで直ただちに総そう辞職じしょくするか衆議しゅうぎ院いんを解散かいさんすべきだとして、20日にち内閣ないかく不信任ふしんにん決議けつぎ案あんを提出ていしゅつし、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうはこれを反対はんたい多数たすうで否決ひけつしました。

日本にっぽん維新いしんの会かいが参議院さんぎいんに提出ていしゅつした岸田きしだ総理そうり大臣だいじんに対にたいする問責もんせき決議けつぎ案あんは審議しんぎが行おこなわれないまま廃案はいあんになる見通みとおしです。

さらに党首とうしゅ討論とうろんが3年ねんぶりに開催かいさいされ、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの泉いずみ代表だいひょうをはじめ野党やとうの党首とうしゅが衆議しゅうぎ院いんの解散かいさんや内閣ないかく総そう辞職じしょくを求もとめたのに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは政治せいじの信頼しんらい回復かいふくに努つとめ先送さきおくりできない課題かだいに取り組とりくみ結果けっかを出だしていくと強調きょうちょうしました。

一方いっぽう、政府せいふが提出ていしゅつした62の法案ほうあんは、1つをのぞいて成立せいりつし、成立せいりつ率りつは98％になりました。

成立せいりつした法律ほうりつは離婚りこん後ごも父ちちと母はは双方そうほうが子こどもの親権しんけんを持もつ「共同きょうどう親権しんけん」の導入どうにゅうを柱はしらとした改正かいせい民法みんぽうや子こどもに接せっする仕事しごとに就つく人ひとに性せい犯罪はんざい歴れきがないか確認かくにんする制度せいど「日本にっぽん版ばんDBS」を導入どうにゅうするための法律ほうりつなどが含ふくまれます。

憲法けんぽう論議ろんぎでは、自民党じみんとうが大だい規模きぼ災害さいがいなど緊急きんきゅう事態じたいへの対応たいおうについて憲法けんぽう改正かいせいの条文じょうぶん案あんの作成さくせいに入はいりたいと繰り返くりかえし提案ていあんしたのに対にたいし、立憲りっけん民主みんしゅ党とうは慎重しんちょうな姿勢しせいを示しめし、与野党よやとうの間まで引き続ひきつづき意見いけんが交かわされる見込みこみです。

自民じみん 茂木もぎ幹事かんじ長ちょう「重要じゅうよう課題かだい1つずつ解決かいけつで国民こくみんの信頼しんらい回復かいふくに」

自民党じみんとうの茂木もぎ幹事かんじ長ちょうは国会こっかいが事実じじつ上じょう閉会へいかいしたことを受うけてコメントを発表はっぴょうし、「各党かくとうの提案ていあんの中なかでも取り入とりいれられるものはできるかぎり取り入とりいれる形かたちで改正かいせい政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうを成立せいりつさせることができた。今後こんご、再発さいはつ防止ぼうしの徹底てっていや政治せいじ資金しきんの透明とうめい性せいの確保かくほに誠心せいしん誠意せいい、取り組とりくんでいく。物価ぶっか高だか対策たいさくや少子しょうし化か対策たいさくなどの重要じゅうよう課題かだいを1つずつ解決かいけつしていくことで国民こくみんの信頼しんらい回復かいふくに努つとめていく」としています。

自民じみん 森山もりやま総務そうむ会長かいちょう「政治せいじ資金しきんの問題もんだいは国民こくみんへの説明せつめいが大事だいじ」

自民党じみんとうの森山もりやま総務そうむ会長かいちょうは記者きしゃ会見かいけんで「今年度こんねんど予算よさんや子こども・子育こそだて支援しえん法ほうなどの改正かいせい法ほうといった重要じゅうような法案ほうあんを成立せいりつさせることができた。去年きょねんから議論ぎろんが続つづく政治せいじ資金しきんの問題もんだいについても各党かくとうの意見いけんをしっかり取り入とりいれる形かたちで成案せいあんを得えたのは何なによりだ」と述のべました。

そのうえで「政治せいじ資金しきんの問題もんだいは国民こくみんへの説明せつめいが大事だいじだ。わが党とうは結党けっとう以来いらい国民こくみん政党せいとうとして活動かつどうしており、それを地道じみちに続つづけていくことが大事だいじだ」と述のべました。

自民じみん 渡海とかい政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょう「政治せいじ改革かいかくが最大さいだいの焦点しょうてん 一定いっていの成果せいか」

自民党じみんとうの渡海とかい政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし「政治せいじ改革かいかくが最大さいだいの焦点しょうてんだったが、一定いっていの成果せいかを得えたと思おもっている。これで終おわりではなく各党かくとうとも協議きょうぎしながらしっかりと残のこされた課題かだいに取り組とりくんでいく」と述のべました。

自民じみん 石破いしば元もと幹事かんじ長ちょう「国民こくみんに応こたえる努力どりょく 閉会へいかい中ちゅうも行おこなうべき」

自民党じみんとうの石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし「政治せいじ改革かいかくはあまり国民こくみんの評価ひょうかが高たかくなく、もっと説明せつめいしなければならない。国民こくみんが『カネがかからない政治せいじのやり方やりかたはないか』『選挙せんきょ制度せいどはこれでよいのか』と思おもっていることに応こたえる努力どりょくを閉会へいかい中ちゅうも行おこなうべきだ」と述のべました。

一方いっぽう、ことし秋あきまでに行おこなわれる党とうの総裁そうさい選挙せんきょへの対応たいおうを問とわれ「まだ6月つきだし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんが多おおくの外交がいこう日程にっていや懸案けんあんを抱かかえた中なかで、一生いっしょう懸命けんめいやっているときに総裁そうさい選挙せんきょについて言及げんきゅうすることはしない。名前なまえが挙あがろうが挙あがるまいが、自民党じみんとうの議員ぎいんたる者しゃはみんな心構こころがまえは持もっておくべきだ」と述のべました。

立たつ民みん 泉いずみ代表だいひょう「期待きたいできる人物じんぶつがいない 国民こくみんに見みえたのでは」

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの泉いずみ代表だいひょうは記者きしゃ会見かいけんで「自民党じみんとうによって大だい迷惑めいわくを被こうむったのが今こん国会こっかいだ。本来ほんらいなら自民党じみんとうみずからが解明かいめいすべき『裏金うらがね問題もんだい』なのに自浄じじょう作用さようを働はたらかせることなく、国会こっかいでほかの党とうが延々えんえんと質問しつもんをさせられた。少子しょうし化か対策たいさくも教育きょういく無償むしょう化かも農業のうぎょうなどももっと議論ぎろんしたかった」と述のべました。

そのうえで「きのうは内閣ないかく不信任ふしんにん決議けつぎ案あんを提出ていしゅつし、自民党じみんとう内ないに良識りょうしき派はがいると期待きたいしたが、誰だれひとりいなかった。日頃ひごろ、自民党じみんとう内ないで『今いまの政治せいじではダメだ』などと言いっている人ひとも、結局けっきょく、あの中身なかみのない改正かいせい政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうを成立せいりつさせ、不信任ふしんにん決議けつぎ案あんも一糸いっし乱みだれず反対はんたいして現状げんじょう維持いじとなった。今いまの自民党じみんとうに期待きたいできる人物じんぶつがいないことも国民こくみんに見みえたのではないか」と述のべました。

維新いしん 馬場ばば代表だいひょう「自民党じみんとうは一刻いっこくも早はやく改革かいかくのロードマップを」

日本にっぽん維新いしんの会かいの馬場ばば代表だいひょうは、記者きしゃ会見かいけんで「政治せいじとカネの問題もんだいばかりに振り回ふりまわされた国会こっかいだった。国内外こくないがいには重要じゅうような課題かだいが山積さんせきしており、国会こっかいで議論ぎろんしていくことが必要ひつようで、秋あきの臨時りんじ国会こっかいからは、本来ほんらいの立法府りっぽうふの仕事しごとを行おこなうべきだ。そのためにも、自民党じみんとうは一刻いっこくも早はやく、改革かいかくのロードマップを歩あゆんでもらいたい」と述のべました。

また、みずからが幹事かんじを務つとめる衆議しゅうぎ院いん憲法けんぽう審査しんさ会かいでの憲法けんぽう改正かいせいに向むけた議論ぎろんについて「国会こっかいの閉会へいかい中ちゅうは、議論ぎろんの障害しょうがいとなる法案ほうあんや予算よさん案あんがなく、絶好ぜっこうのチャンスだ。今度こんどこそ自民党じみんとうは本気ほんきになり、どんどん審査しんさをすべきだ。この期間きかんを夏休なつやすみにしていることは到底とうてい、国民こくみんの理解りかいは得えられない」と述のべました。

日本にっぽん維新いしんの会かいは、国会こっかいの閉会へいかいにあたって慣例かんれいとなっている総理そうり大臣だいじんのあいさつ回あいさつまわりを受うけませんでした。

これについて、馬場ばば代表だいひょうは記者きしゃ会見かいけんで「総理そうり大臣だいじんは非常ひじょうに多忙たぼうなので、儀礼ぎれい的てきなことをやっている暇ひまがあるなら、本来ほんらいの仕事しごとを片かたづけてほしい。同おなじ顔かおをつきあわせて、社交しゃこう辞令じれいを述のべても生産せいさん性せいはなく、『タイムイズマネー』で時間じかんがもったいないと考かんがえ、お断おことわりした。今後こんごもお断おことわりし続つづける」と述のべました。

ただ、党内とうないからは、自民党じみんとうとの党首とうしゅ間かんの合意ごういに盛り込もりこまれていた、「調査ちょうさ研究けんきゅう広報こうほう滞在たいざい費ひ」の使つかいみちの公開こうかいなどを義務ぎむづける立法りっぽう措置そちについて、党とうが求もとめた今いまの国会こっかいでの実現じつげんが果はたされなかったことからあいさつを受うけなかったのではないかという見方みかたが出でています。

維新いしん 遠藤えんどう国対こくたい委員いいん長ちょう 衆院しゅういん議院ぎいん運営うんえい委い 山口やまぐち委員いいん長ちょうと面会めんかい

また日本にっぽん維新いしんの会かいの遠藤えんどう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、衆議院しゅうぎいん議院ぎいん運営うんえい委員いいん会かいの山口やまぐち委員いいん長ちょうと面会めんかいし、国会こっかい議員ぎいんに毎月まいつき支給しきゅうされる「調査ちょうさ研究けんきゅう広報こうほう滞在たいざい費ひ」の使つかいみちの公開こうかいなどに向むけて、閉会へいかい後ごも委員いいん会かいで議論ぎろんを行おこなうよう要請ようせいしました。

これに対にたいし、山口やまぐち委員いいん長ちょうは「委員いいん会かいで決きめたとおりに進すすめていく」などと応おうじたということです。「調査ちょうさ研究けんきゅう広報こうほう滞在たいざい費ひ」の使つかいみちの公開こうかいなどをめぐって、山口やまぐち委員いいん長ちょうはこれまでに参議院さんぎいん側がわとも調整ちょうせいしながら大島おおしま元もと議長ぎちょうなどから意見いけんを聞き取ききとる考かんがえを示しめしています。面会めんかいのあと遠藤えんどう氏しは、記者きしゃ団だんに対にたいし「山口やまぐち委員いいん長ちょうには尽力じんりょくしてもらっていて、ありがたいと思おもっている。岸田きしだ総理そうり大臣だいじんも汗あせをかいてもらいたい」と述のべました。

公明こうめい 山口やまぐち代表だいひょう「課題かだいをほぼすべて仕上しあげることができた」

公明党こうめいとうの山口やまぐち代表だいひょうは党とうの両院りょういん議員ぎいん総会そうかいで「課題かだいをほぼすべて仕上しあげることができた国会こっかいだった。政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうを改正かいせいし再発さいはつ防止ぼうしのために政治せいじ家かの責任せきにんを強化きょうかする制度せいどを作つくった。これから法律ほうりつの施行しこう日びに間に合まにあうよう技術ぎじゅつ的てき、実務じつむ的てきな課題かだいを詰つめていくことが重要じゅうようで、党内とうないに作業さぎょうチームも設もうけた。自民党じみんとうに働はたらきかけるとともに野党やとうの理解りかいと協力きょうりょくも得えながら施行しこうに備そなえたい」と述のべました。

共産きょうさん 田村たむら委員いいん長ちょう「自民党じみんとう政治せいじ終おわらせ 下野げやさせなければ」

共産きょうさん党とうの田村たむら委員いいん長ちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし「岸田きしだ政権せいけんと自民党じみんとう政治せいじが本当ほんとうに国民こくみんから見放みはなされる状況じょうきょうになった通常つうじょう国会こっかいだった。『裏金うらがね事件じけん』の追及ついきゅうで、野党やとうが一致いっちして自民党じみんとうに迫せまっていったことは非常ひじょうに重要じゅうようだった。ここまでダメな自民党じみんとう政治せいじを終おわらせ、下野げやさせなければいけないことが明あきらかになっている。引き続ひきつづき、国会こっかいの中なかで、大おおいに野党やとうが力ちからを合あわせて頑張がんばっていきたい」と述のべました。

国民こくみん 玉木たまき代表だいひょう「納税のうぜい者しゃの立場たちばに立たった政策せいさくや政治せいじを実現じつげん」

国民こくみん民主みんしゅ党とうの玉木たまき代表だいひょうは党とうの両院りょういん議員ぎいん総会そうかいで「政治せいじとカネの問題もんだいに多おおくの時間じかんが取とられた。憲法けんぽう改正かいせいの議論ぎろんも進すすまず、皇位こういの安定あんてい継承けいしょうについても、結論けつろんを得えることができず、大変たいへん悔くやしい思おもいをした国会こっかいだった。われわれの影響えいきょう力りょくをもっと増ふやすことが、日本にっぽんの国益こくえきにかなうと確信かくしんしたので、党勢とうせいを拡大かくだいしていくため努力どりょくする。国民こくみん目線めせんで、生活せいかつ者しゃや働はたらく者もの、それに納税のうぜい者しゃの立場たちばに立たった政策せいさくや政治せいじを実現じつげんする」と述のべました。

れいわ 山本やまもと代表だいひょう「法案ほうあんが粛々しゅくしゅくと成立せいりつしたこと理解りかいできない」

れいわ新選しんせん組ぐみの山本やまもと代表だいひょうは記者きしゃ会見かいけんで「私わたしが国会こっかいに関かかわるようになってから10年ねんくらいになるが、トップ3に入はいるひどい国会こっかいだった。自民党じみんとうの政治せいじとカネの問題もんだいがある中なか、さまざまな法案ほうあんが粛々しゅくしゅくと成立せいりつしたことは意味いみ不明ふめいで理解りかいできない。野党やとうも予算よさんを人質ひとじちにとって、能登のと半島はんとう地震じしんに特とく化かした補正ほせい予算よさん案あんや物価ぶっか高だかで苦くるしむ人々ひとびとに対にたいしての消費しょうひ税ぜい減税げんぜいなどを勝ち取かちとるべきだった」と述のべました。

岸田きしだ首相しゅしょう 与野党よやとう幹部かんぶらへあいさつ 維新いしんは受うけず

通常つうじょう国会こっかいが事実じじつ上じょう閉会へいかいしたのにあわせて、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは与野党よやとうの国会こっかい内ないの控え室ひかえしつを訪問ほうもんし、各党かくとう幹部かんぶらへのあいさつ回あいさつまわりを行おこないました。

このうち▽自民党じみんとうでは岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「国会こっかいがスタートした時点じてんでは予算よさんすら通とおせるだろうかと不透明ふとうめいな思おもいだったが、閉会へいかいを迎むかえられ夢ゆめのような気きがする。難むずかしい国会こっかいにもかかわらず党とうの関係かんけい者しゃが中心ちゅうしんになって支ささえてくれたおかげだ」と述のべました。

また▽公明党こうめいとうに対にたいしても謝意しゃいを示しめしたうえで「今後こんごとも精進しょうじんするので、力添ちからぞえをいただくようお願おねがいしたい」と述のべました。

▽立憲りっけん民主みんしゅ党とうの泉いずみ代表だいひょうに対にたいしては、党首とうしゅ討論とうろんで議論ぎろんになった電気でんきやガス料金りょうきんの負担ふたん軽減けいげん策さくについて「進すすめようと思おもっている。党首とうしゅ討論とうろんで約束やくそくしたことをしっかり実行じっこうしていく」と述のべました。

▽共産きょうさん党とうでは、田村たむら委員いいん長ちょうから政治せいじ改革かいかくへの取り組とりくみを継続けいぞくするよう迫せまられたのに対にたいし「国民こくみんの信頼しんらい回復かいふくはまだまだ長ながい道みちのりがあると覚悟かくごを決きめ努力どりょくしたい」と応おうじました。

▽国民こくみん民主みんしゅ党とうの玉木たまき代表だいひょうからは、閉会へいかい中ちゅうも国会こっかいで憲法けんぽう改正かいせいに向むけた議論ぎろんを進すすめるよう求もとめられ、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「大変たいへん心強こころづよいことばだ。議論ぎろんを前まえに進すすめることにわれわれは強つよい意欲いよくを持もっているので、今後こんごとも力添ちからぞえをいただきたい」と応おうじました。

▽れいわ新選しんせん組ぐみでは「貴重きちょうなご指摘してきやご指導しどうを胸むねに引き続ひきつづき努力どりょくしたい」と述のべました。

一方いっぽう、▽日本にっぽん維新いしんの会かいは、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんのあいさつ回あいさつまわりを受うけませんでした。

これについて、馬場ばば代表だいひょうは記者きしゃ会見かいけんで「総理そうり大臣だいじんは非常ひじょうに多忙たぼうなので、儀礼ぎれい的てきなことをやっている暇ひまがあるなら、本来ほんらいの仕事しごとを片かたづけてほしい。『タイムイズマネー』で時間じかんがもったいないと考かんがえ、お断おことわりした。今後こんごもお断おことわりし続つづける」と述のべました。

記者きしゃ団だんから、政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうの改正かいせいをめぐり党首とうしゅ間かんの合意ごういをほごにされたと主張しゅちょうしていることや、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんに対にたいする問責もんせき決議けつぎ案あんの提出ていしゅつで顔かおを合あわせる必要ひつようがないと判断はんだんしたのかなどと問とわれたのに対にたいし、馬場ばば氏しは「全まったく関係かんけいない。子こどもではないので、大人気おとなげないことはしない」と否定ひていしました。