キックボクシングなどの格闘技で47戦全勝の成績を残した那須川選手はことしボクシングに転向し、スーパーバンタム級で臨んだ4月のデビュー戦で判定勝ちしました。
そして18日、東京の有明アリーナで行われる転向後2戦目となる試合で1つ下の階級のメキシコの国内王者と対戦するのを前に16日、都内のホテルで記者会見しました。
那須川選手は「すごく調子がよく、心も整っている。この日のために生きてきたと言っても過言ではない。すごくわくわくしている」と話しました。
そのうえで、デビュー戦を終えてからのおよそ5か月間を振り返り「完成ではないが、自分のスタイルが分かってきた。成長できていると実感しているし、人は本気を出せばこれだけ成長できるというところをみせたい」と述べて、自信を示しました。
一方、対戦相手のルイス・グスマン選手は「体調は最高の状態だ。私はこの試合にすべてをかける。那須川選手と比べてプロとしての経験が多く、引き出しがたくさんあることが勝利につながる要因になると思う」と意気込みを話しました。
寺地拳四朗と中谷潤人も防衛戦へ意気込み話す
同じく18日、東京の有明アリーナでは、
▽ライトフライ級2団体統一チャンピオンの寺地拳四朗選手と
▽ことし5月にスーパーフライ級の世界タイトルマッチで勝利し、2階級制覇を果たした中谷潤人選手の防衛戦も行われます。
寺地選手は「調整は終わっていて、体重も問題ない。ばっちりな状態で計量を迎えてあさっての試合でいい勝ち方をしたい。自分のペースでどんどん攻めていくのが勝つためのポイントだと思う」と意気込みを話しました。
また、中谷選手は「テーマとして丁寧に戦うことに重きを置いている。日本という舞台で試合ができることに感謝しながら、中谷潤人のボクシングを見てもらい、楽しんでもらいたい」と話していました。