特殊詐欺グループの
幹部らが、
一連の
広域強盗の
うち東京 足立区の
事件で、フィリピンの
収容所から
指示を
出したとして
逮捕された
事件で、
当時、
実行役の1
人が
警察官から
職務質問を
受けているのに
気付いて、
ほかの
実行役に
逃げるよう
指示していた
疑いが
あることが、
捜査関係者への
取材でわかりました。
フィリピンを拠点にした特殊詐欺グループの幹部
▽渡邉優樹容疑者(39)と
▽今村磨人容疑者(39)
▽藤田聖也容疑者(39)ら4人は
ことし1月、足立区の住宅に強盗を計画して侵入した事件で、実行役に指示したなどとして逮捕され、24日午前、検察庁に送られました。
この事件では、実行役4人のうち別の複数の強盗事件に関与したとして起訴されている永田陸人被告(21)が、現場近くで見張りをしていたことがわかっています。
捜査関係者によりますと、当時、実行役の一部はイヤホンを付けて、フィリピンの入管施設にいた幹部らと通話しながら室内を物色していたとみられていますが、その際、永田被告が警察官から職務質問を受けているの気付いた幹部が、現場から逃げるよう指示した疑いがあるということです。
この事件の前日には狛江市の住宅で90歳の女性が死亡する強盗事件が起きていて、警視庁は一連の事件への幹部らの関与について解明を進めることにしています。