石川県珠洲市の三崎町寺家下出地区には、約40家族が住んでいます。今月1日に地震が起こると、すぐに津波がきました。海の近くにあった家は被害を受けましたが、地区の人たちはみんな逃げて助かりました。
区長の出村正廣さんは「この地区は高さ13.5mの津波がくるかもしれないと言われていました。何かあったら、高い所にある集会場に行こうと、いつもみんなで言っていました。毎年、避難訓練もしていました」と話していました。
集会場に行くための階段は、2011年に東日本大震災が起こったあと、市に頼んで作ってもらいました。今月の地震でも多くの人がこの階段を使って逃げました。