Japanese News: 人工透析患者新型コロナ「5類」移行後も感染時の致死率約2％

人工じんこう透析とうせき患者かんじゃ新型しんがたコロナ「5類るい」移行いこう後ごも感染かんせん時じの致死ちし率りつ約やく2％

Sep 26, 2023 17:09

Furigana

新型しんがたコロナウイルスで重症じゅうしょう化かしやすいとされる人工じんこう透析とうせきを受うけている患者かんじゃについて、新型しんがたコロナの位置いちづけが「5類るい」に移行いこうしたあとも感染かんせんした際さいの致死ちし率りつがおよそ2％と高たかい状況じょうきょうが続つづいていることが日本にっぽん透析とうせき医い会かいの調査ちょうさで分わかりました。

人工じんこう透析とうせきを行おこなう医師いしなどで作つくる日本にっぽん透析とうせき医い会かいは、新型しんがたコロナが「5類るい」に移行いこうしたあとの透析とうせき患者かんじゃの感染かんせん状況じょうきょうについて独自どくじに調査ちょうさを行おこないました。

その結果けっか、ことし5月つきから9月つき12日にちまでに全国ぜんこくの61の透析とうせき施設しせつから報告ほうこくされた新型しんがたコロナの感染かんせん者しゃ257人にんのうち、亡なくなった人ひとは6人にんで致死ちし率りつは2.3％となっていました。

また、感染かんせんが確認かくにんされた時点じてんで重症じゅうしょうになっていた人ひとは全体ぜんたいの7.4％でした。

医い会かいによりますと、これらは去年きょねんからことしにかけての流行りゅうこうの「第だい8波は」の際さいとほぼ同おなじ水準すいじゅんだということです。

医い会かいでは透析とうせきを受うけている人ひとは「5類るい」以降いこう後ごも引き続ひきつづき感染かんせんに注意ちゅういが必要ひつようだとしています。

日本にっぽん透析とうせき医い会かいの菊地きくち勘かん理事りじは「『5類るい』移行いこう後ごは感染かんせんを気きにしなくなった人ひとも増ふえているが、腎じん不全ふぜんや透析とうせきの患者かんじゃなど基礎きそ疾患しっかんがある人ひとは今いまも重症じゅうしょう化かリスクが高たかいので、ワクチン接種せっしゅなど対策たいさくに努つとめてほしい」と話はなしていました。