アメリカ議会では10
月1
日から
始まる政府の
新たな
会計年度の
予算案が
成立していません。10
月1
日以降、
政府機関が
閉鎖される
事態を
回避するため、
議会下院は9
月30
日、
当面の「つなぎ
予算」の
案を
可決し、
このあとの
議会上院の
採決に
向けてぎりぎりの
調整が
行われています。
アメリカの連邦議会では、10月1日から始まる新たな会計年度の予算案が成立しておらず、当面、予算の執行を続けるための「つなぎ予算」の成立を目指して協議が続いています。
予算措置の期限である9月30日、議会下院では、多数派の野党・共和党が11月半ばごろまでの45日分の「つなぎ予算」の案を新たにまとめて採決が行われ、賛成多数で可決されました。
今回の案には民主党が求めていたウクライナ支援の予算が盛り込まれていませんが、これまで共和党が主張していた支出の削減が修正され、バイデン政権が求めていたものと同程度の予算額となったことなどから民主党の賛成をとりつけたものとみられています。
このあと与党・民主党が多数派の議会上院で採決が行われることになっています。
もし「つなぎ予算」が成立しなければ政府職員の人件費などが手当てできず、日付けが変わる10月1日以降、政府機関の一部が閉鎖することになり、ぎりぎりまで調整が行われています。