注文していない
商品を
勝手に
送りつけるいわゆる「
送りつけ
商法」の
手口で
千葉県の
高齢者に、
高麗にんじんの
成分が
入った
粉末などを
送りつけ、
現金を
だまし取ったとして
容疑者3
人が
逮捕されたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警察は
同様の
手口で
全国の400
人余りから
現金を
だまし取っていたとみて
詳しく
調べています。
逮捕されたのは川崎市高津区の羽賀秀樹容疑者(50)ら3人です。
捜査関係者によりますと、3人は架空の通販会社などを名乗って高麗にんじんやブルーベリーの成分が入った粉末や錠剤を代金引換の宅配便で送りつけ、おととし7月以降千葉県の80代と70代の女性からそれぞれ現金およそ3万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
支払わないといけないと信じ込ませるため事前に「健康食品の注文を受け付けた」などとうその電話をかけていて、代金は市場価格の10倍ほどの高値だったということです。
個人情報が記載された名簿を使っていたとみられ、警察はおよそ2年間で38都道府県の400人余りから合わせて4000万円余りをだまし取っていたとみて詳しく調べています。
こうした手口は「送りつけ商法」=「ネガティブ・オプション」と呼ばれ、おととし、法律が改正されて突然届いた商品を開封したり処分したりしても、支払いは必要なくなり、警察は支払いを請求されても応じないよう注意を呼びかけています。