“第だい5波は”若わかい世代せだいの死者ししゃ増加ぞうか 東京とうきょう 8月つきは最もっとも高たかい割合わりあいに…

▽感染かんせん者しゃ数すうが一時いちじより減少げんしょう傾向けいこうにあることについて

「感染かんせん者しゃ数すうが減へること自体じたいは本当ほんとうにいいことで1000人にんを切きったのはよい材料ざいりょうなのかなと思おもうが、実態じったいを反映はんえいした数字すうじなのか気きになるところもある」

▽感染かんせん者しゃ数すうが減少げんしょうした理由りゆうについて

「極端きょくたんに人ひと流りゅうが減へったわけではなく明確めいかくな理由りゆうは見当みあたらない」としたうえで「かなり感染かんせん者しゃ数すうが増ふえ医療いりょう現場げんばもひっ迫ひっぱくしていることが明あきらかになった。こうした中なか『今いま、感染かんせんするのを避さけなければならない』と感かんじ、リスクが高たかい行動こうどうを避さけ、慎重しんちょうな行動こうどうをとる人ひとが増ふえた可能かのう性せいがある」

▽現在げんざいの感染かんせん者しゃ数すうの水準すいじゅんについて

「ピーク時じの5000人にんなどという高たかい数字すうじを基準きじゅんにすると減へっているが、医療いりょう提供ていきょう体制たいせいの改善かいぜんにはまだ十分じゅうぶんではない。入院にゅういんし適切てきせつな治療ちりょうを受うければ助たすかる命いのちが助たすけられないと言いう事態じたいが今いまも実際じっさいに起おこっている。この規模きぼの感染かんせんが続つづけば、重症じゅうしょう者しゃや死者ししゃ数すうも増ふえていくおそれがある」

▽今後こんごの見通みとおしについて

「学校がっこうの再開さいかいなどで感染かんせん者しゃ数すうが増ふえる要因よういんが出でてきているので、このまま減へっていくとは考かんがえにくい。場合ばあいによっては今月こんげつの後半こうはんくらいに増加ぞうかに転てんずるおそれもある」

年代ねんだい別べつでは

▽20代だいが1人にん

▽30代だいが8人にん

▽40代だいが10人にん

▽50代だいが39人にん

▽60代だいが22人にん

▽70代だいが35人にん

▽80代だいが59人にん

▽90代だいが24人にん

▽100歳さい以上いじょうが2人にんです。

50代だい以下いかは58人にんで全体ぜんたいの29％となり、月別つきべつで見みるとこれまでで最もっとも高たかくなりました。

亡なくなった人ひとの発表はっぴょうが最もっとも多おおかったことし2月つきは、50代だい以下いかが8人にんと全体ぜんたいの1.6％で、第だい5波はでは高齢こうれいでなくても亡なくなる人ひとが増ふえているのが特徴とくちょうです。先月せんげつは50代だい以下いかの58人にんのうち自宅じたく療養りょうよう中ちゅうだった人ひとが14人にんにのぼり、容体ようだいが急激きゅうげきに悪化あっかして亡なくなるケースも相次あいついでいます。

そのうえで舘田たてだ教授きょうじゅは「感染かんせん者しゃ数すうが減へっているように見みえるかもしれないが東京とうきょうでは一いち日にち当あたり1000人にんほどが報告ほうこくされ、全国ぜんこく的てきにも高たかい水準すいじゅんが続つづいている。引き続ひきつづき感染かんせん者しゃ数すうや重症じゅうしょう者しゃの数かずの推移すいいに注意ちゅういしなければいけない状況じょうきょうだ」と話はなしていました。

▽最もっとも多おおかったのが嗅覚きゅうかく障害しょうがいで54％

次ついで

▽けん怠けんたい感かんが50％

▽味覚みかく障害しょうがいが45％

▽せきが34％となっています。

▽10代だいから30代だいまででは嗅覚きゅうかく障害しょうがいが最もっとも多おおい一方いっぽう

▽40代だいより上うえはけん怠けんたい感かんが最もっとも多おおいと回答かいとうしていて

年齢ねんれいによって後遺症こういしょうの症状しょうじょうに違ちがいがある結果けっかとなりました。

中なかには、記憶きおく障害しょうがいや脱毛だつもうなど半年はんとし以上いじょうにわたり症状しょうじょうが続つづいている人ひともいるということで、区くは後遺症こういしょうの影響えいきょうなどを分析ぶんせきするとともに対策たいさくを検討けんとうすることにしています。

今週こんしゅう後半こうはんに対応たいおうを決定けっていすることにしていますが、宣言せんげんの対象たいしょう地域ちいきの知事ちじからは、解除かいじょは難むずかしく延長えんちょうを求もとめる声こえが出でています。

そのうえで吉村よしむら知事ちじは、政府せいふが宣言せんげんの扱あつかいを決定けっていしだいすみやかに対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎを開ひらいて、政府せいふの「基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしん」を踏ふまえ今後こんごの府ふの対応たいおうを決きめる方針ほうしんを示しめしました。

その一方いっぽうで川勝かわかつ知事ちじは、新規しんき感染かんせん者しゃ数すうや病床びょうしょう使用しよう率りつなどは依然いぜん、国くにの指標しひょうで最もっとも深刻しんこくな「ステージ4」を大おおきく超こえているとして「大変たいへん厳きびしい状況じょうきょうで現時点げんじてんで緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょとなる状況じょうきょうにはない。ステージ3の水準すいじゅんにならないかぎり、宣言せんげんの形かたちを変かえるわけにはいかない」と述のべ、現時点げんじてんで今月こんげつ12日にちを期限きげんとする緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを解除かいじょできる状況じょうきょうにないという認識にんしきを示しめしました。

静岡しずおか県けんは今後こんご、感染かんせん症しょう専門医せんもんいの意見いけんを聞きくなどしたうえで政府せいふに宣言せんげんの延長えんちょうを要請ようせいする方針ほうしんです。

そのうえで「感染かんせん者しゃは減少げんしょう傾向けいこうにあるが、一方いっぽうで病床びょうしょうはひっ迫ひっぱくし自宅じたく療養りょうようも多おおい。宣言せんげんの延長えんちょうを要請ようせいするのか、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちなど別べつの段階だんかいへ入はいっていくべきなのかよく検討けんとうしたい」と述のべ、国くにに宣言せんげんの延長えんちょうを要請ようせいするかどうかを含ふくめ、今後こんごの対応たいおうは慎重しんちょうに判断はんだんしたいという考かんがえを示しめしました。

三さん日月じつげつ知事ちじは感染かんせん状況じょうきょうや専門せんもん家かの意見いけんなどを踏ふまえ、今週こんしゅう中ちゅうに県けんの方針ほうしんを決きめたいとしています。

広島ひろしま県けんでは6日にちまでの直近ちょっきん1週間しゅうかんの人口じんこう10万まん人にん当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうが50人にんを超こえるなど、ピークを超こえつつあるものの厳きびしい感染かんせん状況じょうきょうが続つづいていて、県けんは今月こんげつ12日にちが期限きげんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを延長えんちょうするよう政府せいふに要請ようせいしました。

これについて湯崎ゆざき知事ちじは記者きしゃ会見かいけんで「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが発出はっしゅつされて夜よるの人出ひとでが減少げんしょうした。この状態じょうたいを維持いじして感染かんせんの再さい拡大かくだいに至いたらせないことが大事だいじだ」と述のべました。

そのうえで湯崎ゆざき知事ちじは、人出ひとでを抑制よくせいし感染かんせんを確実かくじつに抑え込おさえこむためデパートやショッピングセンターといった1万まん平方メートルへいほうめ-とるを超こえる大だい規模きぼな商業しょうぎょう施設しせつや遊戯ゆうぎ施設しせつなどに、今月こんげつ11日にちの土曜どよう日びと12日にちの日曜日にちようびに生活せいかつに必要ひつような物資ぶっしを販売はんばいする店舗てんぽを除のぞいて休業きゅうぎょうするよう要請ようせいする方針ほうしんを示しめしました。

県内けんないの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうは13日にち連続れんぞくで前まえの週しゅうの同おなじ曜日ようびを下回したまわって減少げんしょう傾向けいこうにありますが、依然いぜんとして高たかい水準すいじゅんとなっています。また、病床びょうしょうの使用しよう率りつは5日にちの時点じてんで62.5％となっていて最もっとも深刻しんこくなステージ4の50％を超こえています。

このため福岡ふくおか県けんは7日にち、政府せいふに対にたいし現在げんざいの感染かんせん状況じょうきょうを考かんがえると今月こんげつ12日にちの期限きげんで宣言せんげんを解除かいじょするのは難むずかしいと伝つたえました。政府せいふ側がわは「県けんの考かんがえも踏ふまえ検討けんとうしていく」と答こたえたということです。

記者きしゃ会見かいけんした福岡ふくおか県けん保健ほけん医療いりょう介護かいご部ぶの白石しらいし博昭ひろあき部長ぶちょうは「今月こんげつに入はいってから学校がっこうの再開さいかいなど感染かんせん再さい拡大かくだいの懸念けねんもあるので、宣言せんげんを解除かいじょできる状況じょうきょうにあるとは言いい難がたい」と述のべました。