リコールの対象となるのは、トヨタ自動車の「ヤリス」「ハリアー」「アルファード」、それに「プリウス」など39車種、合わせておよそ11万1800台です。
製造期間は車種によって異なりますが、ことし4月から先月までです。
国土交通省によりますと、これらのうち10万5000台余りは、交通事故が起きたときなどに位置情報を知らせたり、音声通話ができるようにしたりする緊急通報装置のプログラムに不具合があり、緊急時に音声通話ができないおそれがあるということです。
これまでに、実際に不具合が起きたという情報は報告されていないということです。
また今回のリコールの中には、2車種1万台余りでハイブリッドシステムが停止し走行できなくなくなるおそれや、1車種160台でエンジンの一部の部品で溶接部分に亀裂が生じて、排出されるガスが国の基準値を満たさなくなるおそれがあるということです。
トヨタ自動車は、23日から対象となる人たちにダイレクトメールなどで通知し、全国の販売店で無料で改修に応じることにしています。