競泳の
池江璃花子選手が
都内で
行われた
学生中心の
大会に
出場し
女子50
メートルバタフライで25
秒77の
好タイムを
マークし
去年8
月の
競技復帰後、
初めて優勝しました。
去年、
白血病から
競技に
復帰した
池江選手は
東京・
江東区の
東京辰巳国際水泳場で
行われた「
東京都オープン」に
出場しました。
この大会は一部、トップ選手が出場しているものの、ことし4月の日本選手権を目指す学生中心の大会で、池江選手は復帰後初めて体への負担が大きいバタフライの2種目にエントリーしました。
20日、3位だった100メートルバタフライに続き、大会2日目の21日は50メートルバタフライに出場し、予選は26秒38の全体トップのタイムで決勝に進みました。
大学生や高校生など同じ年代の選手との争いとなった午後の決勝で、池江選手はレース中盤で頭1つ抜け出すと、その後もスピードに乗った泳ぎでリードを広げ、1着でフィニッシュしました。
池江選手のタイムは自身の日本記録まで0秒66に迫る25秒77で、オリンピックで実施される種目ではないものの、おととしの世界選手権では決勝進出に相当する好タイムでした。
池江選手がレースで優勝したのは競技復帰後では初めてで、病院を退院して去年3月にプールでの練習を再開してからおよそ1年をかけて力を取り戻しつつある姿を示しました。