ネットカフェにやく4000にん生活せいかつはつ実態じったい調査ちょうさ

Easy Japanese news
Feb 2, 2018 14:02
Furigana
일본 신문
まいがなく、インターネットカフェなどで寝泊ねとまりしながら生活せいかつするひとたちが、東京とうきょう都内とないいちにちたりおよそよんぜろぜろぜろにんのぼると推計すいけいされることが、はじめてった実態じったい調査ちょうさでわかりました。この調査ちょうさ東京とうきょうがおととし11月じゅういちがつから去年きょねん1月いちがつにかけて、都内とないにあるよん時間じかん営業えいぎょうのインターネットカフェや漫画まんが喫茶きっさなどの店舗てんぽ利用りようしゃ対象たいしょうはじめておこない、店舗てんぽきゅうよんろくにん利用りようしゃから回答かいとうました。

それによりますと、利用りよう実態じったいなどから平日へいじつにインターネットカフェなどに寝泊ねとまりするひとは、都内とないいちにちたりいちまんさんぜろぜろにん推計すいけいされ、このうちまいがないひとは、およそよんぜろぜろぜろにんのぼるとられるということです。

男性だんせいきゅうなな%をめていて、年齢ねんれいべつもっとおおかったのが、さんぜろだいさんはちろく%、いでぜろだいはちきゅう%、よんぜろだいいちななよん%でした。

また、利用りよう頻度ひんどについては、全体ぜんたいきゅうぜろいち%が、しゅうさんにち以上いじょう常連じょうれん利用りようしゃで、インターネットカフェなどにまらない路上ろじょうやファストフードてんごしているケースがおおいということです。

さらに、まいをうしなった理由りゆうについては、わせてさんきゅう%のひと仕事しごとめて家賃やちんはらえないか、りょう住み込すみこさきたためだとこたえています。

こうしたひとのほとんどが、こんいちばんこまっていることとして、仕事しごとに関にかんするなやみをげていますが、さんなななな%のひとがハローワークや行政ぎょうせい機関きかん窓口まどぐちなどのどこにも相談そうだんしたことがないとこたえたということです。

東京とうきょうまいさがしや就労しゅうろう支援しえんをしていますが、今回こんかい調査ちょうさ結果けっかけて、都内とない繁華はんかがいでの巡回じゅんかい相談そうだん強化きょうかするなどして、適切てきせつ支援しえんにつなげたいとしています。

小池こいけ知事ちじ社会しゃかい全体ぜんたいかんがえる必要ひつよう

小池こいけ知事ちじ記者きしゃ会見かいけんで、「安定あんていした収入しゅうにゅう生活せいかつ基盤きばんたないことによりネットカフェでの寝泊ねとまりにつながっているのではないか。都内とないでは有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつをはるかにえて圧倒的あっとうてき人手ひとで不足ふそくわれているが、まだ不安定ふあんてい労働ろうどうにつながっていることについては社会しゃかい全体ぜんたいでしっかりかんがえる必要ひつようがある」とべました。

ネットカフェでさん年間ねんかん生活せいかつ

去年きょねん5月ごがつまでのさん年間ねんかん都内とないのネットカフェで生活せいかつをしていたという千葉ちばけん男性だんせいは、都内とないでも料金りょうきんやすいとわれる東京とうきょう蒲田かまたにあるインターネットカフェをえらび、ひとばんいちぜろぜろぜろえん料金りょうきん寝泊ねとまりしていたということです。

当時とうじ住所じゅうしょわれることがない日雇ひやといの仕事しごと繰り返くりかえし、いちにちはちぜろぜろぜろえん日当にっとう生活せいかつしていました。賃貸ちんたいアパートに入居にゅうきょしようとしたこともありましたが、敷金しききん礼金れいきんのほか家電かでん製品せいひんなどをいそろえるための資金しきんりなかったことにくわ保証ほしょうじんつからず、ネットカフェでの生活せいかつつづけざるをなかったといます。

去年きょねん5月ごがつ路上ろじょう生活せいかつしゃ支援しえんなどをおこなうボランティア団体だんたい相談そうだんした結果けっか現在げんざい団体だんたい管理かんりする家電かでん製品せいひんなどがそなえられたアパートに家賃やちん支払しはらって入居にゅうきょしています。

男性だんせいは「ネットカフェでいすにすわったまま生活せいかつ繰り返くりかえしていると、からだだけでなく精神せいしんてきにもつらかった。なんもアパートをりようとおもったが、家族かぞくふくめて保証ほしょうじんたのめるひともおらず、ずるずるとネットカフェでの生活せいかつつづいていた。これからは安定あんていしたらしをしたい」とはなしていました。

相談そうだん窓口まどぐち継続けいぞくてき支援しえん必要ひつよう

インターネットカフェなどに寝泊ねとまりしながら生活せいかつしているひとたちを支援しえんする東京とうきょう新宿しんじゅくにある相談そうだん窓口まどぐち担当たんとうしゃは「景気けいき回復かいふく人手ひとで不足ふそくわれるが、突然とつぜん仕事しごとうしなひとおおく、継続けいぞくてき支援しえん必要ひつようだ」とはなしています。

東京とうきょう新宿しんじゅく歌舞伎町かぶきちょうにある相談そうだん窓口まどぐちTOKYOとうきょうチャレンジネット」は、東京とうきょうから委託いたくけた社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん運営うんえいし、インターネットカフェで寝泊ねとまりしているひとなどの支援しえんおこなっています。

東京とうきょうによりますと、平成へいせいぜろねん開設かいせつ以来いらい毎年まいとしいちぜろぜろぜろにん前後ぜんご相談そうだんおとずれているということです。窓口まどぐちでは、専門せんもん相談そうだんいんいちにんいちにん生活せいかつ状況じょうきょう聞き取ききとったうえで、さんか月かげつかん利用りようできる「一時いちじ住宅じゅうたく」や、就職しゅうしょくさき紹介しょうかい大型おおがた自動車じどうしゃ免許めんきょといった資格しかく取得しゅとくなど定住ていじゅう自立じりつけた支援しえんおこなっています。

また、インターネットカフェがおお繁華はんかがいでの巡回じゅんかい相談そうだんおこなっているということです。

TOKYOとうきょうチャレンジネットの小田おだ智雄ともお所長しょちょうは「景気けいき回復かいふくして人手ひとで不足ふそくだとわれているが正規せいき雇用こようはたらひとおおく、突然とつぜん仕事しごとうしなうといった状況じょうきょうつづいている。相談そうだんしゃ定住ていじゅうできるように幅広はばひろ支援しえんしていきたい」とはなしています。

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