東京とうきょうマラソン 設楽したらが日本にっぽん記録きろくを更新こうしん

男子だんしのレースには、日本にっぽんからはハーフマラソンの日本にっぽん記録きろくを持もつ２に６ろく歳さいの設楽したら選手せんしゅや、去年きょねんの世界せかい選手権せんしゅけん代表だいひょうの井上いのうえ大仁おおひと選手せんしゅなどが出場しゅつじょうしました。

レースは序盤じょばんから設楽したら選手せんしゅと井上いのうえ選手せんしゅを含ふくむ先頭せんとう集団しゅうだんが日本にっぽん記録きろくを上回うわまわるペースでレースを引っ張ひっぱる展開てんかいとなりました。

設楽したら選手せんしゅは、去年きょねんのこの大会たいかいが初はつマラソンで、今回こんかいは３さん１いちキロ地点ちてんで先頭せんとう集団しゅうだんから一いち時じ離はなれましたが、残のこり４よんキロを切きったところから追い上おいあげて日本にっぽん勢ぜいのトップに立たち、そのまま２に時間じかん６ろく分ふん１いち１いち秒びょうのタイムでフィニッシュして２に位いとなりました。

設楽したら選手せんしゅは、２に０ぜろ０ぜろ２に年ねんのシカゴマラソンで高岡たかおか寿ひさし成なる選手せんしゅが出だした２に時間じかん６ろく分ふん１いち６ろく秒びょうの日本にっぽん記録きろくを５ご秒びょう縮ちぢめ、１いち６ろく年ねんぶりの日本にっぽん記録きろく更新こうしんとなりました。

また設楽したら選手せんしゅは、日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめいが設定せっていしたタイムもクリアして東京とうきょうオリンピック代表だいひょう選考せんこう会かいの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくしました。

優勝ゆうしょうはケニアのディクソン・チュンバ選手せんしゅで、速報そくほうタイムで２に時間じかん５ご分ふん３さん０ぜろ秒びょうをマークし、４よん年ねんぶり２に回かい目めの優勝ゆうしょうとなりました。

このほか、５ご位いの井上いのうえ選手せんしゅと７なな位いの木滑きなめり良りょう選手せんしゅ、８はち位いの宮脇みやわき千博ちひろ選手せんしゅ、９きゅう位いの山本やまもと憲二けんじ選手せんしゅ、１いち０ぜろ位いの佐藤さとう悠ゆう基もと選手せんしゅが、日本にっぽん陸連りくれんの設定せっていした条件じょうけんをクリアして東京とうきょうオリンピック代表だいひょう選考せんこう会かいの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくしました。

「達成たっせいできてうれしい」

日本にっぽん新しん記録きろくをマークした設楽したら悠太ゆうた選手せんしゅはレース後ご、「２に時間じかん９きゅう分ふん台だいのタイムを目標もくひょうにやってきたので、達成たっせいできてうれしい。３さん２にキロくらいで負まけたと思おもったが、３さん０ぜろキロ以降いこうは家族かぞくなどの応援おうえんがあって頑張がんばることができた。最後さいごまで諦あきらめずに走はしることができた」と話はなしました。

そのうえで今後こんごに向むけては、「今いまの練習れんしゅうは間違まちがっていない。これからも同おなじ練習れんしゅうをすれば必かならず結果けっかがついてくると思おもう」と話はなしていました。

設楽したら悠太ゆうた選手せんしゅとは

日本にっぽん新しん記録きろくをマークした設楽したら悠太ゆうた選手せんしゅは、埼玉さいたま県けん出身しゅっしんの２に６ろく歳さい。大学だいがく時代じだいは東洋とうよう大学だいがくの中心ちゅうしん選手せんしゅとして箱根はこね駅伝えきでんなどで活躍かつやくしました。

卒業そつぎょう後ごは実業じつぎょう団だんに所属しょぞくし、おととしは男子だんし１いち万まんメートルでリオデジャネイロオリンピックに出場しゅつじょう。去年きょねん９月くがつにはチェコで開ひらかれた大会たいかいで、ハーフマラソンの日本にっぽん新しん記録きろくとなる１いち時間じかん０ぜろ分ふん１いち７なな秒びょうのタイムをマークしました。

これまでのフルマラソンの自己じこベストは、去年きょねん９月くがつのベルリンマラソンでマークした２に時間じかん９きゅう分ふん３さん秒びょうで、今回こんかいは自己じこベストを３さん分ふん近ちかく更新こうしんして日本にっぽん新しん記録きろくをマークしました。