韓国の
通信社、
連合ニュースは、ユン・ソンニョル(
尹錫悦)
大統領が「
非常戒厳」を
宣言したことをめぐり、
内乱を
首謀した
疑いで
大統領の
拘束令状をとった
合同捜査本部の
捜査官らが、ソウル
市内に
ある大統領公邸の
敷地に
入ったと
伝えました。
拘束令状の
執行に
着手するとみられるものの、
大統領府の
警護庁が
阻止しようとする
可能性もあると
報じています。
「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領について、警察や政府高官などの捜査を担う「高位公職者犯罪捜査庁」などでつくる合同捜査本部は、12月31日、内乱を首謀した疑いで大統領の拘束令状をとりました。
そして、通信社、連合ニュースは、「高位公職者犯罪捜査庁」の捜査官らが、拘束令状を執行するため、ソウル市内にある大統領公邸の敷地に入ったと3日午前8時すぎに伝えました。
ユン大統領は、国会が先月14日に弾劾を求める議案を可決して職務が停止されて以降、ソウル市内の大統領公邸に滞在しているとされていて、拘束令状の執行に着手するとみられます。
ただ、拘束令状を執行する過程で、大統領府の警護庁が阻止しようとする可能性もあると報じられています。
韓国で現職の大統領が拘束されれば初めてのこととなります。
大統領公邸前では警備強化
ソウルにある大統領公邸の前では、3日朝から大勢の警察官が配置されていて、警備が一段と厳しくなっています。
韓国メディアによりますと、機動隊らおよそ2700人が投入されているということです。
公邸近くには国内外のメディアのほか、ユン・ソンニョル大統領の支持者も数多く集まっていて、支持者たちは「大統領の拘束は認められない」などとシュプレヒコールをあげています。
合同捜査本部の捜査官ら 大統領公邸前に到着
韓国の通信社、連合ニュースは、ユン・ソンニョル大統領が「非常戒厳」を宣言したことをめぐり、内乱を首謀した疑いで大統領の拘束令状をとった合同捜査本部の捜査官らがソウル市内にある大統領公邸の前に到着したと午前7時半前に伝えました。
合同捜査本部 捜査官ら庁舎を出発
「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領について、警察や政府高官などの捜査を担う「高位公職者犯罪捜査庁」などでつくる合同捜査本部は、12月31日、内乱を首謀した疑いで大統領の拘束令状をとりました。
そして、通信社、連合ニュースは、「高位公職者犯罪捜査庁」の捜査官らが、3日朝6時すぎ、拘束令状を執行するため、ソウル近郊にある庁舎を出発したと伝えました。
ユン大統領は、国会が12月14日に弾劾を求める議案を可決して職務が停止されて以降、ソウル市内の大統領公邸に滞在しているとされていて、公邸の前では連日、拘束に反対するユン大統領の支持者が集まっています。