危険運転致死傷罪をめぐり、
法務省は2
月にも、
適用要件を
見直す法改正の
検討を
法制審議会に
諮問する
方向で
調整しています。
処罰対象となる飲酒運転や高速度での走行を判断する数値基準を設けることを含め、要件がどこまで明確になるかが焦点です。
危険運転致死傷罪をめぐっては、適用要件があいまいだとの指摘がある中、法務省の有識者会議が、去年11月に処罰の対象となる飲酒運転や高速度での走行を一律に判断できる、数値基準を設けることも考えられるなどとした報告書をまとめています。
これを踏まえ、法務省は来月にも適用要件を見直す法改正の検討を、法務大臣の諮問機関である法制審議会に諮問する方向で調整しています。
検討では、有識者会議の報告書に沿って、処罰対象となる飲酒運転や高速度での走行を判断する数値基準を設けることを含め、危険運転致死傷罪の適用要件がどこまで明確になるかが焦点です。
鈴木法務大臣は「危険・悪質な運転行為による死傷事案への対応は、まさに喫緊の課題で、必要な法整備に向けた検討を着実に進める」と述べていて、法制審議会から答申を受け取りしだい、国会への提出を目指して、法律の改正案の策定を進める考えです。