株価かぶか 4日にちの東京とうきょう株式かぶしき市場しじょうで1800円えん以上いじょうの下落げらく 背景はいけいに3つの主しゅ要因よういん

理由りゆう1. ISM製造せいぞう業ぎょう景況けいきょう指数しすうでアメリカの景気けいき減速げんそく懸念けねん

1つ目めは、3日にちにアメリカで公表こうひょうされた先月せんげつの製造せいぞう業ぎょうの景況けいきょう感かんに関にかんする指数しすうが市場しじょうの予想よそうを下回したまわり、アメリカの景気けいき減速げんそくへの懸念けねんが改あらためて強つよく意識いしきされたことです。

この指数しすうは50を下回したまわると、景気けいきの悪化あっかが意識いしきされますが、今回こんかいの結果けっかは47.2で、50を下回したまわるのは5か月かげつ連続れんぞくです。

また、公表こうひょうの中なかで示しめされた各かく業界ぎょうかいのコメントでは「事業じぎょう活動かつどうは顕著けんちょに減速げんそく」や「受注じゅちゅうが大幅おおはばに減へっている」といった声こえもあり、投資とうし家かの心理しんりを冷ひやす要素ようそとなりました。

理由りゆう2. 半導体はんどうたい関連かんれんの銘柄めいがら下落げらく

2つ目めは、半導体はんどうたい関連かんれんの銘柄めいがらの下落げらくです。

3日にちのニューヨーク市場しじょうで半導体はんどうたい大手おおて「エヌビディア」などの銘柄めいがらが下落げらくし、ハイテク関連かんれん銘柄めいがらが多おおいナスダックの株価かぶか指数しすうは、3％を超こえる値下ねさがりとなりました。

また、ニューヨーク市場しじょうの取り引とりひきが終おわったあと、アメリカの司法省しほうしょうが「エヌビディア」に対にたいして日本にっぽんの独占どくせん禁止きんし法ほうにあたる反はんトラスト法ほう違反いはんの疑うたがいで調査ちょうさに乗り出のりだしたという報道ほうどうもありました。

これらが重かさなり、日本にっぽんの半導体はんどうたい関連かんれんの産業さんぎょうにも影響えいきょうが広ひろがるのではないかという警戒けいかい感かんから、日本にっぽんの株式かぶしき市場しじょうでも半導体はんどうたい関連かんれんの銘柄めいがらが売うられ、株価かぶかの下落げらくに拍車はくしゃをかけました。

理由りゆう3.円えん高だかドル安やすに伴ともなう輸出ゆしゅつ関連かんれん銘柄めいがらの売うり注文ちゅうもん

3つ目めは、外国がいこく為替かわせ市場しじょうで円えん高だかドル安やすが進すすんだことです。

東京とうきょう外国がいこく為替かわせ市場しじょうでは、FRB＝連邦れんぽう準備じゅんび制度せいど理事りじ会かいが景気けいき減速げんそくを背景はいけいに利下りさげのペースを早はやめるのではないかとの見方みかたからドルを売うって円えんを買かう動うごきが広ひろがり、自動車じどうしゃなど輸出ゆしゅつ関連かんれんの銘柄めいがらの売うり注文ちゅうもんも膨ふくらみました。

今週こんしゅう公表こうひょうの重要じゅうよう統計とうけい

今週こんしゅうは、週しゅうの後半こうはんも、アメリカの景気けいきを見極みきわめる上うえで重要じゅうような経済けいざい指標しひょうの公表こうひょうが相次あいつぎます。

とりわけ日本にっぽん時間じかんの5日にち夜よるには非ひ製造せいぞう業ぎょうの景況けいきょう感かんを示しめす指数しすうが、6日にち夜よるには雇用こよう統計とうけいの結果けっかが公表こうひょうされる見通みとおしで、市場しじょう関係かんけい者しゃは「経済けいざい指標しひょうの結果けっかによって一喜一憂いっきいちゆうする展開てんかいが続つづきそうだ」と話はなしています。