宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した月着陸機「SLIM(別名ムーンスナイパー)」がクリスマスの日の25日、月の周回軌道に入ることに成功しました。これで日本はロボット探査機を初めて月面に着陸させるという目標に一歩近付きました。
現在では、着陸機は約6.4時間で月の周りを1周しています。今後数週間かけて徐々に月に接近し、1月中旬に予定している着陸に備えます。
成功すれば、世界で5カ国目、21世紀に入ってからは3カ国目となります。
21世紀に無人機の月面着陸を成功させた国は中国とインドのみ。将来の長期有人飛行を見据えて月の天然資源開発を目指す競争が始まっています。