イランで、
親米の
王政を
打倒したイスラム
革命から40
年を
迎え、ロウハニ
大統領は
演説で「イランは
比較にならないほど
とても強く、
偉大になった。
軍事力は
敵国にとって
驚くべきほど
強大だ」と
述べたうえで、
対立する
アメリカなどを
けん制しました。イランでは11
日、
親米のパーレビ
王政を
打倒したイスラム
革命から40
年の
節目を
迎え、
首都テヘランで
記念式典が
開かれ、
大勢の
支持者が
集まりました。
この中で、ロウハニ大統領は「イランは40年前とは比較にならないほどとても強く、偉大になった。われわれがミサイル開発などを進めるのに他国の許可をとる必要はない。イランの軍事力は敵国にとって驚くべきほど強大になっている」と述べ、反米のスローガンを掲げ、40年間にわたってイスラム体制を維持してきた成果を強調しました。
そのうえで、アメリカのトランプ政権がイランへの経済制裁を強化していることに対し、「われわれは心理戦を戦っており、国民は結束して戦わねばならない。アメリカはさまざまな制裁をかけていたが、それは失敗に終わった」と述べ、制裁の圧力に屈しないとしてアメリカをけん制しました。
イランでは、アメリカの制裁で国内の経済が大きく落ち込み、およそ1年前には経済への不満に端を発した抗議デモが全土に広がる事態となり、イラン指導部は革命から40年を迎える中で、国内外の課題にどう対応していくのか節目を迎えています。