球団によりますと、オフに行われている来シーズンの契約更改交渉の場などで複数の選手が安樂投手からハラスメントのような行為を受けたと訴えているということです。
森井誠之球団社長も把握していて、球団は、コンプライアンスの担当者とともに安樂投手から聞き取りを進めているほか、選手や監督、コーチにもアンケートをとって事実確認を慎重に進めています。
こうした中、球団は25日に予定されていた安樂投手の契約更改交渉を見送って自宅での待機を命じたということです。
25日夕方に取材に応じた森井社長は「まずは、両サイドから話を聞いているところだが調査を急がなければいけない。事態を重く受け止めている。こうした話が出ること自体、内部に問題がある1つの現れで反省しかない」と話していて、ハラスメント行為が確認された場合は厳正に対処するとしています。
安樂投手は愛媛県出身の27歳。済美高校時代には、エースとして春のセンバツでチームを準優勝に導き、2015年にドラフト1位で楽天に入団しました。
今シーズンはリリーフで57試合に登板し、3勝2敗10ホールド、防御率は3.04の成績で、3年連続で50試合以上に登板していました。