カンボジアを
拠点とした
特殊詐欺グループの
日本人25
人が
逮捕された
事件で、
拠点の
アパートから2
万6000
人分以上の
名簿が
押収され、
警察は29
日、
長野県の80
代の
女性から
現金を
だまし取った
疑いで25
人を
再逮捕してグループの
実態をさらに
詳しく
調べています。
再逮捕されたのは、カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループの20歳から43歳の日本人25人で、警察によりますと、ことし8月、長野県大町市の80代の女性にうその電話をかけて、介護施設の入居トラブルを解決する名目で現金600万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
現金は東京 墨田区のアパートの空き部屋に宅配便で送るように指示して、受け子役の人物が回収していたとみられるということです。
25人は、ことし9月にカンボジアで身柄を拘束され、11月に埼玉県警などの合同捜査本部に、北海道の女性が被害に遭った特殊詐欺事件に関わったとして逮捕されていました。
カンボジアの拠点からは、住所や名前、それに電話番号などが書かれた2万6000人分以上の名簿が押収されたということで、警察はグループの実態解明を進めることにしています。
警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。