秋篠宮あきしののみやさま きょう58歳さいの誕生たんじょう日び

秋篠宮あきしののみやさまは、誕生たんじょう日びを前まえにお住すまいがある赤坂あかさか御ご用地ようちで記者きしゃ会見かいけんに臨のぞまれました。

この中なかで秋篠宮あきしののみやさまは、宮邸きゅうていの大だい規模きぼ改修かいしゅう工事こうじについて、新築しんちくや増築ぞうちくの大だい部分ぶぶんはご一家いっかの私室ししつ部分ぶぶんではなく、来客らいきゃく対応たいおうなどのための公的こうてきな部分ぶぶんと宮内庁くないちょう皇嗣こうし職しょくという役所やくしょの部分ぶぶんだったとしたうえで「今いまいろいろとこう話題わだいになっていること、それは、それらすべてが一緒いっしょにされていることが大おおきいように思おもいます。そしてまた一方いっぽうで、今いままで発表はっぴょうされてきたことに、その三みっつの区分くわけというものがどうも明確めいかくではなかった、説明せつめいが不十分ふじゅうぶんだったと私わたしは思おもっています」と述のべられました。

そして、いずれ結婚けっこんして皇室こうしつを離はなれられるであろう次女じじょの佳子けいこさまについては、秋篠宮あきしののみやご夫妻ふさいもご本人ほんにんも、はじめから改修かいしゅう後ごの宮邸きゅうていに居室きょしつを設もうけない考かんがえだったとしたうえで、当初とうしょそのことを公表こうひょうしなかった理由りゆうについて「この家いえのどこに誰だれが住すんでいるということは、そもそも、もともと公表こうひょうしていないことですね。そしてもう一ひとつはやはりセキュリティ上じょうのこともありますので、そういうことから公表こうひょうしなかったわけです」と明あかされました。

さらに、本来ほんらいなら昨年度さくねんど末まつに公表こうひょうすればよかったが、住すまいと宮内庁くないちょうの一部いちぶ署しょのことをあわせて発表はっぴょうしなければならず、意見いけん集約しゅうやくに時間じかんがかかってしまったとしたうえで「最終さいしゅう的てきにこういうことを公表こうひょうするという段階だんかいで、それを良よしとするのは、まあ言いってみれば私わたしですが、私わたし自身じしんがそのことについて、かなりぐずぐずしていたということがあります。つまり引き延ひきのばしてしまい、非常ひじょうにタイミングとして遅おそくなったなというのが反省はんせい点てんです。もっとやはりそこにきちんと関かかわって、タイムリーに出だすという必要ひつようがあったなと思おもっています」と話はなされました。

また、高校こうこう2年生ねんせいで来年らいねん9月つきに成年せいねんとなられる長男ちょうなんの悠ゆう仁ひとしさまの進路しんろについては「卒業そつぎょうして例たとえば大学だいがくに行いくという時ときに、本人ほんにんが何なにをしたいかということがやはり1番ばん大事だいじなのだと思おもいます。そういうことができるような場所ばしょに行いってくれたらいいのではないかなと私わたしは思おもいます」と述のべられました。

そのうえで、成年せいねんを迎むかえてもしばらくは学業がくぎょう優先ゆうせんになるため公的こうてきな場所ばしょに頻繁ひんぱんに出でられることはないと思おもうとしつつ「だんだんにいろいろなところから声こえを掛かけていただくことになるのではないかと思おもいます。その場合ばあいには、それら一ひとつ一ひとつに対にたいして、一ひとつ一ひとつを大事だいじにして、丁寧ていねいに取り組とりくんでいってもらいたいなと思おもっています」と語かたられました。

さらに、佳子けいこさまの結婚けっこんについて「いずれ、娘むすめが結婚けっこんのことについて話はなしをしてきた時ときには、彼女かのじょの考かんがえをよく聞きいて、そしてまた、こちらの思おもうところも伝つたえる、というような感かんじで話し合はなしあっていければと思おもっています」と話はなされました。

国内こくない外がいで多おおくの人ひとと直接ちょくせつふれ合ふれあわれる

新型しんがたコロナの法律ほうりつ上じょうの位置いちづけが5類るいに移行いこうしたこともあり、秋篠宮あきしののみやさまはこの1年ねん、国内こくない外がいで多おおくの人ひとと直接ちょくせつふれ合ふれあわれました。

ことし5月つきには、感染かんせん拡大かくだい以降いこう初はじめての外国がいこく訪問ほうもんでイギリスを訪おとずれ、チャールズ国王こくおうの戴冠たいかん式しき（たいかんしき）に参列さんれつするとともに、レセプションで国王こくおうに直接ちょくせつ祝意しゅくいを伝つたえ、イギリス王室おうしつのメンバーや各国かっこくの王族おうぞくらともことばを交かわされました。

また、9月つきにはベトナムを親善しんぜん訪問ほうもんし、日本にっぽんとゆかりがある幅広はばひろい世代せだいと交流こうりゅうされました。

国内こくないでも都内とないのほか13の道府県どうふけんを訪問ほうもんして国民こくみんとふれ合ふれあった一方いっぽう、オンラインで参加さんかされた行事ぎょうじは3分ぶんの1近ちかくに減へりました。

秋篠宮あきしののみやさまは、誕生たんじょう日びを前まえにした記者きしゃ会見かいけんで「いろいろな制限せいげんが掛かからなくなって、人々ひとびとの活動かつどうがCOVID前まえに近ちかい形かたちになってきた、これは大変たいへん喜よろこばしいことだと思おもいます。以前いぜんだと式典しきてんのみであったのが、4年ねんぶりくらいに懇親こんしん会かいが行おこなわれるようになって、ごくごく普通ふつうに関係かんけい者しゃと話はなしができるようになった。式典しきてんだけでも、もちろんどういう人ひとがそれに関係かんけいしているかというのは事前じぜんに見みてはおくのですが、実際じっさいに、そこの場ばで、懇親こんしんの場ばで話はなしをすることによって、より、こちらの理解りかいが深ふかまるし、そこでいろんな話し合はなしあいもできたりとかする。これは、それの大切たいせつさが、この4年間ねんかんがあったからよけいにそういうような感かんじがしています」と述のべられました。

宮内庁くないちょう 秋篠宮あきしののみやご一家いっかの映像えいぞう公開こうかい

秋篠宮あきしののみやさまの誕生たんじょう日びにあたって、宮内庁くないちょうは、今月こんげつ18日にちに秋篠宮あきしののみやご夫妻ふさいと次女じじょの佳子けいこさま、それに長男ちょうなんの悠ゆう仁ひとしさまが、赤坂あかさか御ご用地ようちにあるお住すまいの庭にわを散策さんさくされた際さいの映像えいぞうを公開こうかいしました。

ご一家いっかは、30年ねんほど前まえ、ご夫妻ふさいの結婚けっこん記念きねん日びに宮内庁くないちょうの職員しょくいんから贈おくられ、大おおきく成長せいちょうしたヤシ科の木しなのきの前まえなどで、ことし9月つきのご夫妻ふさいのベトナム公式こうしき訪問ほうもんや11月つきの佳子けいこさまのペルー公式こうしき訪問ほうもんなどについて話はなされていたということです。