韓国国防省は、
初の
軍事偵察衛星の
打ち上げに
成功したと
発表しました。
北朝鮮による
弾道ミサイル
発射の
兆候を
捉え、
先制攻撃で
破壊する
能力を
高めるとしています。
韓国初の軍事偵察衛星は、アメリカ西部・カリフォルニア州から宇宙開発企業スペースXの「ファルコン9」ロケットで日本時間の2日午前3時19分に打ち上げられました。
韓国国防省によりますと、搭載された軍事偵察衛星は、予定した通りにロケットと分離して、地球周回軌道に投入されたということです。
衛星は高度400キロから600キロの軌道を回り、韓国メディアは、地上にある30センチの大きさのものを識別できる性能だと伝えています。
韓国は、2025年までに今回を含めてあわせて5機の軍事偵察衛星を打ち上げて運用する計画です。
韓国国防省は、北朝鮮を監視する独自の衛星を運用することで、弾道ミサイル発射の兆候を捉え、先制攻撃で破壊する能力を高めていくとしています。
一方で北朝鮮も先月、軍事偵察衛星を打ち上げたと発表し、アメリカのホワイトハウスや沖縄のアメリカ軍嘉手納基地などを撮影したとしていますが、写真は公開されていません。