Japanese News: 刑事手続きのIT化法制審部会が試案 “逮捕状など電子化”

刑事けいじ手続てつづきのIT化か法制審ほうせいしん部会ぶかいが試案しあん “逮捕たいほ状じょうなど電子でんし化か”

Dec 4, 2023 12:12

Furigana

捜査そうさや裁判さいばんなど刑事けいじ手続てつづきのIT化かに向むけ、国くにの法制ほうせい審議しんぎ会かいの部会ぶかいが試案しあんを示しめしました。逮捕たいほ状じょうなどの作成さくせいや管理かんりを電子でんし化かし、請求せいきゅうや発行はっこうなどの手続てつづきをオンラインで行おこなえるようにするとしています。

捜査そうさや裁判さいばんなどの刑事けいじ手続てつづきでは、書類しょるいへの署名しょめいや押印おういんに加くわえ、対面たいめんで手渡てわたす必要ひつようがあるものも多おおいことから、関係かんけい者しゃの負担ふたん軽減けいげんや、手続てつづきの迅速じんそく化かや効率こうりつ化かが課題かだいとなっています。

このため国くにの法制ほうせい審議しんぎ会かいの部会ぶかいは、4日にちの会合かいごうで情報じょうほう通信つうしん技術ぎじゅつを刑事けいじ手続てつづきに活用かつようするとした試案しあんを示しめしました。

それによりますと、逮捕たいほ状じょうや調書ちょうしょなどを電子でんしデータとして作成さくせい・管理かんりし、請求せいきゅうや発行はっこうなどの手続てつづきをオンラインで行おこなえるようにするとしています。

また検察官けんさつかんや弁護士べんごし、被告ひこくらを法廷ほうていに集あつめて行おこなう裁判さいばんの一部いちぶを、被告ひこくが病気びょうきや障害しょうがいで出頭しゅっとうが難むずかしいなどやむをえない場合ばあいにかぎりオンラインで行おこなえるとしています。

一方いっぽう、弁護士べんごしとの接見せっけんや裁判さいばんの傍聴ぼうちょうについて、オンラインで行おこなうことが可能かのうか議論ぎろんが行おこなわれてきましたが、設備せつびや体制たいせいを整ととのえるのが難むずかしいとして今回こんかいの試案しあんに盛り込もりこむことは見送みおくられました。

法務省ほうむしょうは、法制ほうせい審議しんぎ会かいの議論ぎろんなどを踏ふまえ、来年らいねん3月つきまでに必要ひつような法案ほうあんを国会こっかいに提出ていしゅつすることも視野しやに検討けんとうを続つづける方針ほうしんです。

刑事けいじ手続てつづきのIT化か 法制審ほうせいしん部会ぶかいが試案しあん “逮捕たいほ状じょうなど電子でんし化か”

刑事けいじ手続てつづきのIT化か法制審ほうせいしん部会ぶかいが試案しあん “逮捕たいほ状じょうなど電子でんし化か”