プロと
アマチュアの
代表で
作る日本野球協議会の「
侍ジャパン
強化委員会」は2
日、
都内で
会見を
開き、2023
年に
予定されているWBCに
向けた
日本代表の
新しい監督に
栗山氏が
就任したと
正式に
発表しました。
栗山監督は平成24年のシーズンから10年間日本ハムを率いて、チームを2回のリーグ優勝と球団史上3回目の日本一に導きました。
栗山監督は会見で「日の丸をつけることの意味、その重さ、責任を心の底から感じている。日本の野球を結束させて、WBCで優勝できるように全力を尽くす」と意気込みを述べました。
また、最初に監督就任の要請があった時を振り返り「本当に驚いたというか、想像もしていなかったので思考が1回止まった感じだった。大変な仕事だとわかっていたので、しっかり考えた結果、精いっぱいやるべき事があると考えた。誰よりも野球を愛して、選手を愛して精いっぱい務めていきたい」と話しました。
そして、日本ハムで投打の「二刀流」で育成し現在、大リーグのエンジェルスでプレーする大谷翔平選手の招集について質問されると「ファンが見たい夢のようなチームにしたいという思いはある。大谷選手だけでなく、すべての要素から考えて勝てる選手を選んでいくだけ。特別にという考えはない」と述べました。
栗山監督は、来年3月に東京ドームで予定されている台湾との強化試合で初めて指揮を執ります。
栗山氏 日本ハムで監督10年 大谷育て日本一も
栗山英樹氏は
東京出身の60
歳。
昭和59
年に
東京学芸大からヤクルトに
入団して
外野手として
活躍し、ゴールデン・グラブ
賞も
受賞しました。
平成2年に現役を引退したあとは、野球解説者やスポーツキャスターなどを経て平成24年のシーズンから日本ハムの監督を10年間務めました。
指導者の経験はなかったものの、1年目の平成24年にリーグ優勝を果たしました。またこの年のドラフト会議では当時高校から直接大リーグへの挑戦を明言していた大谷翔平選手を指名し、投打の二刀流で育成する方針を示して入団を実現させました。
栗山監督は大谷選手の能力を伸ばす環境を整えて投打ともに一流の選手に育てて球界の常識を覆し、平成28年にはその大谷選手を中心にリーグ優勝と球団史上3回目となる日本一を果たしました。
そして10年目の今シーズン終了後に退任しました。