およそ2
か月後に
迫る韓国大統領選挙で、
政権交代を
目指して
精力的に
活動していた
野党候補、ユン・ソギョル
氏の
陣営は、
支持率が
下落傾向と
なる中、
遊説などの
活動を
一時中断すると
発表し、
選挙に
向けた
態勢を
刷新するとしています。
韓国では、ことし3月9日に大統領選挙が行われる予定で、選挙戦は、与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏(李在明)と、最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏(尹錫悦)の事実上、2人の争いになる見通しです。
両候補は、年明けから精力的に支持を訴えていましたが、ユン氏の陣営は、3日、遊説などの選挙活動を一時中断すると発表しました。
選挙活動の中心となる陣営内の対策委員会を刷新するためだと説明していて、夕方には、委員会の主要な幹部が一斉に辞意を表明したことも明らかになりました。
ユン氏をめぐっては、党のイ・ジュンソク代表(李俊錫)が、ユン氏の側近と対立し、対策委員会を離脱するなど、足並みの乱れが露呈しているほか、ユン氏の妻が過去に経歴を詐称していたとして謝罪に追い込まれるなどしていて、各種の世論調査で支持率が下落傾向にあります。
3日発表された世論調査機関「リアルメーター」の調査でも、先月には45%にもなっていたユン氏の支持率は39%に下落し、イ氏に逆転されていて、ユン氏としては、選挙に向けた態勢を立て直し、巻き返しを図りたい考えです。