台風15
号で
住宅の
屋根瓦が
壊れる被害が
相次ぎ、
修復作業が
進められている
中、
埼玉県入間市の
中学校で、
応急処置に
役立ててもらおうと
防水加工した
段ボールの
瓦作りが
行われました。
この段ボールを使った応急処置用の瓦は、大阪府内のNPO法人が発案し、去年の大阪府北部の地震でも活用されました。
27日は、千葉県鴨川市でボランティア活動をした入間市内の中学生が現地で、この瓦のことを知ったのをきっかけに作業が行われました。
生徒たちおよそ70人は、30センチ四方の大きさで雨水が流れるよう形を工夫した段ボールに、水がしみこまないよう防水シートで覆って瓦を完成させていました。
そして「千葉を応援しています」とか「少しでも力になれたらうれしいです」といったメッセージなどを書き込んでいました。
瓦作りを呼びかけた藤沢中学校1年生の杉本乃亜さんは「ボランティア活動を通じ、みんなが協力することの大切さを学びました。瓦が被災地で役立つとうれしいです」と話していました。
また、早川等校長は「少しでも役に立ちたいという生徒たちの熱意に応えようと学校として瓦作りに取り組みました」と話していました。
27日に作った100枚の瓦は鴨川市の社会福祉協議会に届けるということです。