中国内陸部、
河南省の
記録的な
大雨による
水害では、
これまでに25
人が
死亡、7
人が
行方不明になっています。
被災した
人は120
万人を
超え、
中国政府が
救助活動を
本格化させています。
国営の中国中央テレビなどによりますと、内陸部の河南省では今月17日以降、大雨が断続的に降り続いています。
中心都市の鄭州では現地時間の20日午後5時までの1時間の雨量が200ミリを超え、観測史上最も多くなりました。
この大雨で各地で洪水が発生し、このうち鄭州の地下鉄ではトンネル内の車両が浸水し12人の死亡が確認されました。
土砂災害や住宅の倒壊なども相次ぎ、これまでに合わせて25人が死亡、7人が行方不明になっていて、被災した人は120万人以上にのぼるということです。
鄭州には自動車関連などの日系企業が進出しており、このうち、日産自動車の合弁会社の工場が21日に生産を停止するなど影響が出ています。
鄭州では河川の水位が上がっていることから、引き続き洪水の危険性があるということで、中国政府は軍の部隊などによる救助活動を本格化させています。