そして表彰式に向けて「泣きやんで、皆さんに笑顔を見てもらえるように準備しておきます」と話していました。
表彰式を終えたあと、須崎選手は「自分の可能性を信じて支えてくれた家族や友達、仲間に金メダルを見せることができて幸せです」と話していました。伊調選手からは「次も、その次もがんばってね」と声をかけられたと言うことで、須崎選手は「次も頑張りたいと強く思いました」と話していました。
中学2年生から高校までJOCエリートアカデミーで練習を重ねていく中で「非常に模範的な生徒だった」というのが旗手に選ばれた理由の1つだったといいます。 須崎選手はまさに「模範的」に練習熱心で礼儀正しく、明るく元気に、そして一途にオリンピックを目指してきました。4年前、まだ高校生だった須崎選手は練習中、コーチにアドバイスを受けるたびにホワイトボードにメモをして、携帯電話の写真に納めている姿が何度も見られました。
コーチのことばや自分の気づきを毎日、記録して見返し、どんどん技を吸収して強くなっていきました。高校3年生だった2017年の世界選手権では伊調馨選手以来となる高校生での優勝を果たすと、2018年には2連覇を達成し、海外選手にはオリンピックまでに66連勝中と負け知らずです。 中学・高校のころから圧倒的なスピードが生み出す高速タックルで勝ち進んできましたが、大学に進学してからは力の強い男子との練習にも取り組み、組み手や寝技などの技術が飛躍的に向上しました。
そして最大の強さの要因は「負けず嫌いであること」かもしれません。須崎選手は中学以降のおよそ10年間の試合でたった3回しか負けていませんが、負けるたび悔しさをバネに成長してきました。2015年の全日本選手権の決勝で初めての敗戦を経験した際、「2位の表彰状」を天井に貼って毎晩、寝る前に悔しい気持ちを呼び起こし、さらなる練習に励みました。 おととし、国内で行われた世界選手権の代表決定戦で敗れたときは、東京オリンピックの可能性が絶望的と言えるほど厳しくなりました。それでも「0.1%でも可能性があるなら諦めたくない」と練習を続けて代表をつかみ取り、苦しい状況からはい上がる強さも身につけました。 そして初出場のオリンピック。須崎選手はタックル、組み手、寝技と練習の成果をすべて発揮し、圧倒的な強さで金メダルを獲得しました。 強くまっすぐな精神力と、たゆまぬ向上心でどこまで強くなっていくのか。オリンピックの金メダルは須崎選手にとって通過点の1つにすぎないのかもしれません。
表彰式では伊調馨選手から花束
日本選手団の旗手 一気に世界の頂点に
須崎選手は6日行われた1回戦と2回戦、それに準決勝をいずれもテクニカルフォール勝ちし、圧倒的な強さを見せて決勝に進みました。
須崎選手は7日の決勝で前回の大会の女子48キロ級で銅メダルを獲得した中国の孫亜楠選手と対戦しました。
序盤、組み手争いから相手の態勢を崩すとバックをとってポイントを奪いました。さらにそこから寝技で相手を連続で回転させて一気にポイントを重ね、開始から1分半余りで10対0のテクニカルフォールで勝ち、オリンピック初出場で金メダルを獲得しました。
須崎選手は試合が終わると、マットの上で満面の笑みを見せて拳を突き上げました。
レスリング女子50キロ級は銀メダルを中国の孫亜楠選手、銅メダルをアゼルバイジャンのマリヤ・スタドニク選手と、アメリカのサラ アン・ヒルデブラント選手が獲得しました。
須崎「夢みたい 感謝の気持ちでいっぱい」
東京オリンピック、レスリング女子50キロ級で金メダルを獲得した須崎優衣選手は「夢みたいです。今の自分があるのは、関わってくれたすべての人のおかげなので感謝の気持ちでいっぱいです」と涙ながらに話していました。
表彰式に臨んだ須崎選手は受け取った金メダルをしばらく見つめたあと、自分で首にかけました。また、プレゼンターを務めたオリンピック4連覇の伊調馨選手から花束を受け取って、笑顔を見せていました。
開会式で日本選手団の旗手の大役を務め一躍、知名度が上がった須崎優衣選手は、圧倒的な強さで金メダルを獲得しました。
「せっかく聞いたアドバイスを忘れたくないから」
ほかのスポーツからも動きをどん欲に取り入れました。スポーツクライミングで指の力を鍛えたり、より低く構えるためスピードスケートの姿勢を参考にしたりもしました。
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