英警察は6日までに、サッカーのイングランド代表選手を標的にしたソーシャルメディア上での人種差別的発言に関連して11人を逮捕しました。当該の発言は同代表が先月11日の欧州選手権(EURO)決勝でイタリアに敗れた後、投稿されたものです。
英フットボール取締ユニット(UKFPU)は、決勝戦の後でイングランド代表の一部の黒人選手に向けて人種差別的なコメントが発せられたことを受け、憎悪犯罪の捜査を開始しました。個人や慈善団体、クラブチームなどからソーシャルメディアへの600件以上の投稿について報告が寄せられました。このうち207件は性質上犯罪とみなせる内容だったとしています。
207件の投稿のうち、123件のアカウントは英国外の個人のものでした。英警察はこれらのアカウントの詳細を調べたうえで当該の国々に情報を送付したと述べました。