午前7時までの1時間には、
徳島県が阿南市に設置した雨量計で102ミリの猛烈な雨を、
午前8時までの1時間には
兵庫県が南あわじ市に設置した雨量計で52ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでに降った雨で、徳島県と兵庫県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
長崎県雲仙岳で1291.5ミリ、 佐賀県嬉野市で1178.5ミリ、 広島市三入で565.5ミリに達し、 嬉野市などでは、すでに平年の年間降水量の半分を超えています。
前線の活動はしだいに弱まる見込みですが、大気の非常に不安定な状態は20日にかけて続き、西日本から北日本で局地的に雷を伴って激しい雨が降り、特に四国や中国地方、東海では、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。 20日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで 四国で150ミリ、 東海で120ミリ、 中国地方と近畿で100ミリ、 九州南部と関東甲信で80ミリ、 九州北部で60ミリと予想されています。 これまでに記録的な大雨となった地域では、今も土壌に大量の水がたまっています。 いったん雨が弱まっていても、再び非常に激しい雨が降り、災害の危険性が急激に高まるおそれがあります。 決して油断せず、崖崩れや土石流といった土砂災害に厳重に警戒を続けるとともに、低い土地の浸水や川の急な増水に警戒してください。 竜巻などの激しい突風や落雷にも十分注意が必要です。 自治体が発表している情報などを確認し、安全な場所で過ごすようにしてください。
総雨量1300ミリ近く年間降水量半分超も
今後の予想