オックスフォード英語辞典を刊行するオックスフォード大学出版局(OUP)が2024年の「今年の言葉」に選んだのは、長時間、何気なくスマホの画面をスクロールし続けた後に覚えるあの感覚を表す言葉でした。
総勢3万7000人以上による投票、一般の意見やコメント、さらにOUPの言語データの分析の結果、今年の言葉に選ばれたのは「ブレインロット(brain rot、脳の腐敗)」という言葉でした。
OUPは2日に発表した声明の中で、「ブレインロット」を「人の精神的または知的状態の劣化、特に、つまらない、どうでもいいコンテンツ(最近は主にオンラインコンテンツ)を見すぎた結果現れる症状」と定義しました。
低品質なオンラインコンテンツの過剰消費がもたらす影響への懸念が高まる中、この言葉が注目を集め、今年、使用頻度が230%も増加しました。