去年、全英女子オープンで優勝した渋野選手は5番のグリーン上でボールを違う位置から打ってしまい、ルール違反で2打罰を受けて、このホール、ダブルボギーとなりました。
渋野選手は10番でもボギーをたたいて3オーバーとなりましたが、14番と15番で連続バーディーを奪うと、18番もバーディーで締めて、ことし最初の大会の第1ラウンドはバーディー3つ、ボギー1つ、ダブルボギー1つのイーブンパーで59位でした。
25日は雨の影響でスタートが1時間遅れたうえ、中断もあって、午後7時すぎに最後の選手がプレーを終え、この大会がプロデビューの19歳、笹生優花選手が濱田茉優選手、宮崎乙実選手と6アンダーで首位に並んでいます。
去年の賞金女王、鈴木愛選手は、バーディー5つ、ボギー1つの4アンダーで7位、世界ランキング4位の畑岡奈紗選手は、バーディー4つ、ダブルボギー1つで回って2アンダーで27位スタートとなりました。
渋野 プロ初のミス「怒り通り越して笑えてきた」
ことし初めての大会となった渋野日向子選手は、すべてパーで迎えた5番のグリーン上で「プロで初めて」と言う痛いミスを犯しました。
自分のボールが、ほかの選手のパットの妨げになる位置にあったため、マーカーをずらしたあと、グリーンの整備で8分ほど間があき、パーパットを打つ際に元の位置にマーカーを戻さずに、そのまま打ってしまってルール違反で2打罰を受け、ダブルボギーとなりました。
渋野選手は「きょうは、どのバーディーよりも5番のダブルボギーが印象深い。グリーンに水がたまっていたのでローラーをかけてもらったが、その間にすっかり忘れてしまい、打ってから気がついた。とても恥ずかしいし、怒りを通り越して笑えてきた」と振り返りました。
プレーの調子については「最初はショットがぶれてパットも決まらず、全体的にあまりよくなかった。戻せたことはよかったが、相変わらずスロースターターだなと感じたし、もう少し早くバーディーを決めたかった」と話しました。
そのうえで「きょう2打損してしまったので、これからのゴルフ人生では、マークを動かしたことは絶対に忘れないようにして気をつけたい。あす以降もっとバーディーを取って攻めのプレーができるように頑張りたい」と意気込みを話しました。