アメリカのスポーツ界では、ウィスコンシン州で黒人の男性が警察官に背後から撃たれたことへの抗議として、26日、選手のボイコットが相次ぎ、多くの試合が中止になりました。
27日になっても中止の動きが続き、大リーグではオリオールズ対レイズや、マーリンズ対メッツなど予定されていた15試合のうち7試合が中止になりました。
また、およそ8割を黒人選手が占めるNBAでは、26日に続いて、プレーオフの3試合すべてが中止になりました。
NBAは、28日か29日に試合を再開したいとしていて、選手会との協議を続けています。
さらに、来月10日にシーズン開幕を迎えるNFL=アメリカプロフットボールリーグでも9チームが練習を中止するなど、人種差別に抗議するスポーツ界の動きが続いています。