新型コロナウイルスの
流行が
続く中、
台風の
接近に
伴って、
避難所などへの
避難が
必要な
人も
出てくるとみられることから
感染症の
専門家は「
避難所でも
感染対策は
できるので、
台風で
危険が
ある場合はためらわずに
避難してほしい」と
呼びかけています。
台風の
影響で、
避難が
必要となった
際の
新型コロナウイルスの
対策について、
感染症対策が
専門で
東北医科薬科大学の
賀来満夫特任教授は「
多くの
人が
集まる避難所に
感染への
不安を
感じる人もいると
思うが、
台風や
水害では
身の
安全の
確保が
第一だ。
危険が
ある場合にはためらわずに
安全な
場所に
避難してほしい」と
話しています。
そのうえで、避難所ではマスクの着用を徹底することや、できればほかの家族との間隔を1メートルほど空けること、それに食事などでマスクを外す際にはなるべく会話を控えることなどが感染対策として有効だということです。
また、避難所では手洗いが難しい場合もあるため、避難の際にアルコール消毒液などを持参して手の消毒を徹底し、なるべく目や鼻、口を触らないように気をつける必要があるということです。
さらに、雨や風の危険が無いことが確認できれば、1時間に1回程度、5分から10分ほど窓を開けて換気することが望ましいとしました。
賀来特任教授は「避難所でも対策をきちんととれば、感染を防ぐことはできる。そのためにも早い段階から避難の準備をしておくことが大切だ。一人ひとりが感染対策を意識しながら行動してほしい」と話していました。