フランス国鉄(SNCF)と鉄道車両メーカーのアルストムはこのほど、次世代の2階建て高速列車「TGV M」の完成品を初めてお披露目しました。より長く、空気力学に即したノーズが特徴の車両は、フランスの地方を駆け抜けるのにうってつけです。
アルストムは新車両を「未来のTGV」と銘打地ました。
実際の路線に導入されるのは2024年からの予定です。
TGVは世界で最も有名な高速鉄道のブランドの一つ。欧州を旅行する際の交通手段として1980年代初めからお馴染みの存在です。
2018年、TGVを運営するSNCFはTGV Mの車両100編成を27億ユーロ(現在のレートで約3900億円)で発注しました。22年8月には追加で15編成が発注されました。
大半はフランス国内で運行予定ですが、アルストムによると15編成は国際鉄道として運行される見通しだそうです。